戦力外通告期間
第一次戦力外通告期間がスタートしました。
各球団はCS開始前日の13日までに戦力外通告を行う必要があります。
2日にはヤクルトが7選手に対して通告を行いました。
ライオンズもシーズン全日程を終える3日以降に通告が行われると思います。
なお翌年に育成再契約を結ぶ予定の選手も条件によっては一度戦力外通告を行う必要があるため、本当に解雇されたと勘違いするなどファンの混乱を呼んでしまう事が毎年恒例となってしまっています。
そのため少しでも混乱を避けるためにも育成再契約時のルールを整理しておこうと思います。
現在育成契約中の選手でオフに支配下登録されない選手のうち、以下の条件を満たす選手は一度戦力外通告を行う必要があります。
- 育成ドラフトで指名されてから育成契約のまま3年が経過した選手
- 1の後に育成再契約を結んだ選手は1年ごと
- 支配登録された経験のある育成契約選手は1年ごと
また3はトミージョン手術を受けた後に育成再契約を結んだ齊藤大将投手、粟津凱士投手、伊藤翔投手、上間永遠投手、牧野翔矢選手が該当します。
また故障などで支配下登録の選手と育成再契約を結ぶ場合も一度戦力外通告を行う必要があります。
今年はトミージョン手術を受けて本格的な復帰は再来年となる佐々木健投手だけでなく、来春には実戦復帰予定ではあるもののプロ野球界ではあまり前例のない故障の森脇亮介投手も育成再契約となる可能性があると思います。
そして戦力外通告が行われた選手は12球団合同トライアウトが終わるまでは自球団の選手であっても表向きは翌年の契約交渉を行う事ができません。
これは過去に戦力外通告を受けた有力選手の移籍が早々に決まり合同トライアウトが形骸化してしまったことに対する措置です。
そのため育成再契約前提の戦力外通告でも球団や選手から翌年の契約に関するコメントを出せない事が混乱を助長する一因となっています。
特に昨年のライオンズ選手はなぜか球団に残らないようにも読めるコメントを出していました。
もちろん再契約前提ではなく実際に戦力外となってしまう可能性もあり得ます。
また過去には他球団で育成再契約のために戦力外通告を行った後に別の球団に移籍したケースもありました。
それでも戦力外通告が発表された際にルールを把握していれば少しは精神衛生上も良くなるのではと思います。
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