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1対1の交換トレード


1992年シーズ中にライオンズの大久保博元選手とジャイアンツの中尾孝義選手のトレードが成立しました。

大久保選手は1984年ドラフト1位で入団しますが捕手としては伊東勤選手、スラッガーとしては1学年下の清原和博選手という高い壁に阻まれ出場機会を得ることができませんでした。
しかしジャイアンツ移籍後はスタメンマスクを被る機会も多く打撃でも15本塁打を放つ活躍を見せると、翌年には4番で起用される事もありました。
コーチとの確執もあり1995年限りで引退しましたが野球人生を大きく変えるトレードとなりました。

一方の中尾選手はドラフト1位でドラゴンズに入団し、トレード移籍したジャイアンツでも捕手や外野手として活躍していましたが、故障により出場機会を減らしていたところでライオンズに移籍となりました。
しかしライオンズでも出場機会を得られず1993年限りで引退しています。

総括


移籍後は4番も経験するなどの活躍を見せた大久保選手に対し、中尾選手は結果を残せなかったため結果としてはライオンズが損をした形となりました。
しかしこのトレードは出場機会に恵まれなかった大久保選手に対する根本球団管理部長の温情によるものだったようです。
ライオンズに残留した場合は同様の活躍を見せる事はできなかったと思いますので、戦力的にダウンした訳でもないと思っています。

なお中尾選手の獲得はグループ会社であるプリンスホテル出身という事も影響していたのではと邪推しています。


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