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FA移籍の歴史


1993年にFA制度が導入され以降多くの選手がライオンズから移籍しています。
そこで各年のライオンズに関わるFA移籍を振り返ってみたいと思います。
2012年は1選手がライオンズから移籍しました。

中島裕之選手


中島裕之選手松井稼頭央選手が移籍した2004年にショートのレギュラーに定着すると、以降は主に3番打者として活躍しました。
そして前年の2011年オフにMLB挑戦を目指してポスティング申請を行いヤンキースが入札しましたが交渉がまとまらずに破談となっていました。


そのため2012年オフに再度MLB挑戦を目指して海外FA権を行使すると、アスレチックスと契約を目指し念願のMLB移籍を果たしました。

しかし迎えた2013年シーズンは開幕前のオープン戦で攻守で精彩を欠き、更に故障者リスト入りして開幕を迎えるとMLBでの出場が無いままロースター枠を外れAAAに降格します。
結局2013年はMLB再昇格を果たせずシーズンを終えると、翌2014年もAAAで開幕を迎え更に不振でシーズン中にAAに降格となり、そのままシーズンを終えました。

アスレチックスは翌年の球団オプションを破棄してフリーエージェントとなったためNPB復帰を目指す事になりました。
ライオンズも獲得に動いたもののオリックスと契約を結び、2019年からは巨人に移籍して現役を続行しています。

総括


2年越しのMLB移籍を果たした中島選手ですが結局2年間でMLBでの試合出場無しという不本意な結果となってしまいました。
結果論になってしまいますが控え前提でも前年にヤンキースに移籍していればMLB出場を果たせていたのかもしれません。

また通算2000本安打まであと124本に迫っていますが年齢的に達成できるかギリギリなため、その点でもMLB出場を果たせなかった2年間が非常に勿体なかったと思います。


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