IMG_1573

過去のライオンズドラフトの思い出を振り返ってみようかと思います。
今回は2007年の高校生ドラフトです。

4巡目:武隈祥太投手(背番号48)


この年のライオンズは不正スカウト問題で高校生ドラフト上位2選手の指名権が剥奪されたため、4巡目の武隈投手が最上位指名となりました。

プロ入り後はなかなか結果を残せませんでしたが2014年に1軍に定着すると、以降は貴重なリリーフ左腕として活躍しました。
勤続疲労や故障の影響などで2018年から成績が下降していましたが、今シーズンは復活を遂げてリリーフとして欠かせない存在となっています。

通算1軍成績:319試合21勝13敗59H1S 防御率4.00 (2020年終了時点)


5巡目:梅田尚通選手(背番号67)

他球団の上位指名候補にも挙がっていたスラッガーだったため、ドラフト当時は5巡目で指名できたのは想定外でした。
プロ入り後は壁にぶつかり6年間は1軍出場を果たせませんでしたが、2014年に初昇格を勝ち取るとプロ初本塁打を満塁ホームランで飾るという史上2人目の快挙を成し遂げました。
しかし翌年は1軍昇格を果たせず2015年限りで引退しています。

通算1軍成績:4試合2安打1本塁打4打点0盗塁 打率.182


6巡目:中田祥多選手(背番号64)

評価の高かった捕手でしたが3年時の故障の影響で下位指名となりました。
プロ入り後は1軍出場を果たせないまま故障の影響で2011年オフに一旦育成契約となりますが、翌2012年シーズン中に支配下に復帰すると念願の1軍出場を果たしています。
そして2019年にはプロ初安打を放ちましたが、プロ入り12年目での初安打は野手として入団した選手では最も遅い記録となりました。
そのオフに引退し現在はライオンズのブルペン捕手を務めています。

通算1軍成績:12試合2安打0本塁打0打点0盗塁 打率.050


7巡目:斉藤彰吾選手(背番号65)

地元埼玉出身の俊足巧打の外野手でした。

2010年のフレッシュオールスターでは優秀選手賞を獲得しています。
その後は主に代打や代走要員としてチームを支える活躍を見せ2019年限りで引退しています。

通算1軍成績:392試合79安打5本塁打24打点27盗塁 打率.223

総括


不正スカウト問題で上位指名権が剥奪されましたが武隈投手は主力として現在でも現役を続けており、斉藤選手もスーパーサブとして活躍するなど一定の結果を残せたドラフトでした。
なおこの年の1巡目は佐藤由規投手、中田翔選手、唐川侑己投手のBIG3に指名が集中しましたが仮にライオンズも1巡目から参加できていた場合は唐川投手を指名予定だったようです。

なお不正スカウト問題を受けてライオンズは内部調査を行い過去に裏金、謝礼金が渡されていた件数を公表しました。
更にライオンズ憲章が制定されるなどコンプライアンス強化が打ち出されるきっかけとなった問題となっています。


にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ
↑ポチッとして頂けると嬉しいです


スポンサードリンク