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1997年:金銭トレード


富岡久貴投手は1994年ドラフトでライオンズを逆指名して入団しました。
しかし速球派左腕として期待されたものも制球難の影響で1軍の出場機会をほとんど得られないまま1997年オフに金銭トレードで広島に移籍しました。

広島では自己最多の16試合に登板するとオフに金銭トレードでライオンズに復帰しました。
僅か1年での復帰となった事からあらかじめ両球団間で合意していたのかもしれません。

2002年:2対2の交換トレード


ライオンズ復帰後はまた登板機会を得られず3年間で10試合の登板に留まります。
すると2002年オフに中嶋聡選手と共に細見和史投手、石井義人選手との2対2の交換トレードで横浜に移籍しました。



このトレードではライオンズが獲得した石井選手が主力に成長しました。
一方で富岡投手も2003年はキャリアハイとなる38試合に登板します。
更に2004年には10年目にしてプロ初勝利を挙げたものの4試合の登板に留まり自由契約になるとトライアウトを経てライオンズに復帰しました。

2005年:金銭トレード


ライオンズに復帰したものの2005年は1軍登板を果たせませんでした。
するとそのオフに金銭トレードで楽天に移籍しました。

2006年で創設2年目となり選手層の厚くなかった楽天ですが、富岡投手はここでも1軍登板を果たせないまま2007年限りで退団しました。その後はBCリーグ群馬でのプレーを経て2009年限りで引退しています。

総括


同一球団から3度トレードで放出されるという珍しい経歴の選手となりました。
逆に言うと放出後もまたライオンズに復帰させている事からサウスポーとして潜在能力を高く評価していたのかもしれません。
ただし逆指名のため交渉時に何か条件があった可能性もあるのではと思ってしまいます。
いずれにせよドラフト1位ながらも期待通りの活躍をできなかったのは残念でした。


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