過去の人的補償
FAでライオンズから国内他球団に移籍したのは森友哉選手で16人目となりました。
FA導入当初はほとんど金銭での補償だった事や相手チームのプロテクトとの絡みもあり6選手を人的補償で獲得しています。
(各選手の成績はライオンズ時代のみのものです)
江藤智選手:157試合369打数80安打15本塁打54打点 打率.217
2005年オフに豊田清投手の補償として巨人から獲得しました。
既に衰えが見えはじめていたとは言え指名打者や代打として存在感を示すと同時に若手の多いチームの中で良いお手本にもなりました。
岡本真也投手:69試合0勝3敗24H0S 防御率3.88
2007年オフに和田一浩選手の補償として中日から獲得しました。
前年まで4年連続で50試合に登板するなど主力として活躍しており当時手薄だったリリーフ陣の軸として期待されました。
しかし一定の登板機会を得たものの安定感を欠き2年で自由契約となっています。
脇谷亮太選手:214試合440打数123安打5本塁打42打点 打率.280
2013年オフに片岡治大選手の補償で巨人から獲得しました。
いきなり背番号7を与えられた事もあり当初はファンの評価早くなかったものの貧打に苦しんだチームの中で存在感を示す活躍を示しました。
しかし2015年オフに自身がFA権を行使して巨人に復帰しています。
中郷大樹投手:14試合1勝0敗1H0S 防御率6.45
2013年オフに涌井秀章投手の補償でロッテから獲得しました。
やはり手薄だったリリーフとして期待されたものの結果を残せず、2年目には1軍登板が無いままオフに自由契約となってしまいました。
高木勇人投手:10試合1勝2敗0H0S 防御率8.59
2017年オフに野上亮磨投手の補償で巨人から獲得しました。
先発の穴を埋める存在として期待されたものの巨人時代から成績が右肩下がりだった事もあり打ち込まれるケースが多く2年限りで退団となりました。
内海哲也投手:11試合2勝3敗0H0S 防御率4.50
2018年オフに炭谷銀仁朗選手の補償として巨人から獲得しました。
1軍での登板は限定的になってしまったものの若手のお手本として存在感を示し、来季からはファームの投手コーチに就任しました。
江藤選手、内海投手は選手として以外の期待もあったと思いますが、その他の即戦力として期待された選手達はあまり結果を残せませんでした。
一方で石井一久投手を獲得した際に人的補償でライオンズからヤクルトに移籍した福地寿樹選手は移籍後に盗塁王を獲得する活躍を見せています。
プロテクトの影響もあり他球団でも人的補償で獲得した選手はあまり活躍していません。
しかし広島の一岡投手、横浜の平良投手は移籍後にブレイクし、最近では楽天の酒居投手、ロッテの小野投手はリリーフとして活躍するなど成長途中の若手が成功している傾向にあります。
今年の森選手の補償としては人的補償を選択する方針ですのでどのような狙いで選手を獲得するのかたのです。

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