2020年12月

平良投手には球速よりも精度を求める


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165km/hを出すよりも


辻監督平良投手に精度の向上を求めたとの事です。
ただ早いだけの165km/hを出すよりも精度の高い155km/hと変化球のコンビネーションを磨いたり、制球力の向上を目指して欲しいようです。

今シーズンはセットアッパーとして抜群の安定感を誇った平良投手ですが、調子が悪い日にはなかなか制球が定まらない事もありました。
荒れ球が故に抑えられた事もあったと思いますが、試合毎のばらつきを減らして常にコントロールできるようになれば、本当に手のつけられない投手になるのではと思います。

ただし元々意識高く取り組んでいる平良投手なだけにその点は認識しているようで、チェンジアップを中心に変化球の精度を見直していくようです。
そのため来シーズンはさらに飛躍をして防御率1点台前半で最多ホールドを獲得してくれる事を期待しています。

またライオンズ投手陣として制球に苦しんでいる投手が多いため、全体として精度向上に取り組んで欲しいところです。
特に投球フォームが定まらずに四球を連発してしまう癖のある今井投手は、球速向上だけでなく制球も安定させて来季こそは二桁勝利を挙げて欲しいところです。


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松井2軍監督は守備力強化を目標に掲げる


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1軍を脅かす選手の育成


松井稼頭央2軍監督は来季の目標として守備力強化を掲げました。

今シーズン序盤は好調だったものの不祥事による投打の主力の離脱や選手の故障などにより成績が下降し、大型連敗も喫するなどしてイースタンリーグ最下位となりました。
ファームは育成の場ではありますがプロとして勝ち癖をつける事も必要だと思います。

​野手は秋山選手がMLBに移籍し外野の枠が空いたため、川越選手、鈴木選手、高木選手、西川選手などが1軍を経験しましたが、レギュラー奪取とはなりませんでした。
辻監督は守備力を重視する傾向にあるため、守備に課題のある高木選手や西川選手などは守備力を鍛える事で1軍でも我慢して使って貰えるようになるかもしれません。

また松井2軍監督が期待する若手として川野選手の名前を挙げました。
守備に関しては自信より上手いと評しており、打撃も高卒ルーキーとしては十分な結果を残しました。
ショートのスイッチヒッターという事で松井2世とも言われているものの今はまだ松井5世としておいて、そこから最終的には自信を追い越して欲しいと期待しているようです。

投手は防御率リーグ最下位となり1軍に新戦力を送り込む事ができませんでした。
1軍はリリーフは安定していたものの先発が不足していましたが、昇格候補に名前が挙がるのは決まってベテランくらいで、若手投手の台頭がありませんでした。
しかしフェニックスリーグでは井上投手、渡邉投手、上間投手、出井投手などがまずまずのピッチングを見せてくれていたため、来季はさらにレベルアップして1軍を経験する選手が出てきて欲しいです。

投打共に楽しみな若手選手はいますし、ドラフトでも面白い選手達を獲得しましたので、来シーズンはファームも勝ち星を積み重ね、さらに1人でも多くの選手達が1軍の戦力として台頭してくれる事を期待しています。


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外崎選手の理想形


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ユーティリティプレイヤーの最高峰


個人的にMLBで一番好きなチームであるタンパベイ・レイズに在籍していたベン・ゾブリストという選手がいます。

ゾブリスト選手は内外野を守れるユーティリティプレイヤーで、捕手を除く全ポジションでの出場歴がありますが、どのポジションで出場しても一定水準以上の守備力を誇りました。
打撃面でもスイッチヒッターとして中軸に座り、打率は2割後半、ホームラン20本程度、70-90打点、二桁盗塁とチームの主力として活躍しました。
ユーティリティプレイヤーと言えば打撃は弱く守備要員として使われるイメージであったため、それまでの概念を覆されて衝撃を覚えた記憶があります。
また選球眼も良く70-90四球も選んでいたため、この選手が日本でプレーしたらどの程度の成績を残せるのか見てみたいと強く思ったものです。

ゾブリスト選手はMLBでも規格外の稀有な選手でしたが、ライオンズでもユーティリティプレイヤーである外崎選手が台頭してきました。
特に昨年は中軸を打ちゾブリスト選手に近い打撃成績を残しました。
ただし外崎選手は今後は基本的にセカンドで起用されて他ポジションでの出場機会は減ると思いますが、日によって異なるポジションで出場しつつクリーンアップを打つ姿を見てみたいと思ってしまいます。


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松坂投手と内海投手は2軍キャンプスタートの方針


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マイペース調整


松坂大輔投手内海哲也投手の両ベテラン投手が来春のキャンプは2軍スタートとなり自分のペースで調整という方針のようです。

今年ライオンズに復帰した松坂投手は公式戦登板無しに終わりました。
頸椎手術からの復帰の時期についてはまだ完全には完全に見通しは立っていない状況のようですが、辻監督もコメントしているように来年が最後という気持ちで練習等に取り組むと思います。
故障からの回復次第という部分もありますが、なんとか先発として1軍のマウンドで投げている姿を見たいものです。

内海投手は移籍後初勝利を挙げたものの4試合の登板に終わりました。
しかし制球力を含めた投球術はまだまだ通用する内容だったと思いますし、辻監督としても先発の枠に入るくらいの気持ちでやって欲しいとの事です。
1年間ローテーションでフル稼働は難しいと思いますが、来季は休養を入れつつの先発登板で勝ち星を積み重ねて欲しいです。

両投手ともに若手投手へのアドバイスなど目に見える成績以外の貢献等もあると思いますが、やはり選手として1軍で活躍する姿を出来るだけ多く見せて欲しいです。


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記憶に残る名選手:小関竜也選手

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いぶし銀の2番打者


小関竜也選手は1994年ドラフト2位でライオンズに入団しました。
高校時代はエースピッチャーでしたがプロ入り後は外野手に転向しています。
なお高校時代の控え投手は後にマリーンズに入団したアンダースローの渡辺俊介投手でした。

プロ入り後3年間は2試合の出場に留まりましたが、4年目の1998年はシーズン途中からレギュラーに定着し、規定打席未到達ながら新人王を獲得しました。
入団4年目での新人王獲得は2020年時点でパリーグ唯一となっています。
以降は松井稼頭央選手の後の2番打者に定着しチームを支えました。

しかし2005年に出場機会を減らすとMLB移籍を直訴して自由契約となり、ブルワーズとマイナー契約を結びますが、チームの外国人枠が埋まった事から退団し帰国してジャイアンツと契約します。
その後は2008年にベイスターズに移籍し、その年限りで引退となりました。

プレースタイルとしては長打力は無いものの2年連続でリーグ最多犠打を記録するなどいぶし銀タイプの巧打者でした。
そして外野守備は非常に安定しており、入団から2000年までの間に当時のパリーグ外野手の連続無失策記録を保持していました。
イチロー選手のようなレーザービームでは無いものの、試合前の守備練習を見ているとバックホームが必ずストライク送球になっていたのが今でも強く印象に残っています。

引退後


引退後はジャイアンツのコーチを経て、2020年からはライオンズの1軍外野守備走塁コーチに就任しました。
ライオンズの若手外野手は打撃が持ち味の反面守備に不安のある選手が多いため、1軍でも通用する守備力となるよう指導をして欲しいところです。


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ライオンズファン歴35年。ブログでライオンズに関する記事を書いています。
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