2対2の交換トレード
2004年のシーズンオフにライオンズの玉野宏昌選手、大友進選手とドラゴンズの正津英志投手、宮越徹投手のトレードが成立しました。
正津投手は右投げのサイドスローでルーキー時代からリリーフとして活躍していましたが2004年は成績が悪化し登板機会が減少していました。
ライオンズでも不安を抱えていたリリーフとして期待され、右打者専門のワンポイントリリーフや好調時にはセットアッパーとして結果を残しました。
しかし2009年シーズン序盤に打ち込まれると以降は登板機会なく引退しています。
宮越投手はドラゴンズ時代の8年間は未勝利に終わっています。
しかしライオンズ移籍後はシーズン途中に1軍昇格すると安定感のあるピッチングを披露し、終盤には先発入りするなどプロ初勝利を含む4勝を挙げる活躍を見せました。
しかし終盤戦で打球を腕に受けて降板しそのままシーズン終了となると、翌年以降は結果を残す事ができずに2007年限りで退団しています。
玉野選手はドラフト1位で入団し清原選手の後継者として期待されたもののライオンズではレギュラーを獲得する事ができませんでした。
更に移籍したドラゴンズでは1軍出場を果たせず2005年限りで引退しています。
大友選手はライオンズを逆指名してドラフト2位で入団すると東尾監督時代にはセンターのレギュラーとしてゴールデングラブ賞を獲得するなどの活躍を見せました。
しかし2000年に肩を故障すると徐々に出場機会を減らしている状況でした。
そして移籍したドラゴンズで復活を期したものの2005年は18試合の出場に留まりこの年限りで引退しています。
総括
ライオンズとしては正津投手は衰えはあるものの地味な働きを見せ、実績の無かった宮越投手も半シーズン程度ながらも投手陣の救世主的な活躍を見せてくれました。
一方で玉野選手と大友選手は共に1年限りで戦力外となっており戦力補強としてはライオンズに部のあったトレードだったと思います。
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