2021年12月

2011年ドラフト:力投派右腕の単独指名と初の育成選手指名

IMG_2038
過去のライオンズドラフトの思い出を振り返ってみようかと思います。
今回は2011年のドラフトです。

1位:十亀剣投手(背番号21)


この年は藤岡投手、菅野投手、野村投手の大学BIG3が目玉でしたがライオンズは社会人右腕の十亀投手の単独指名に成功しました。
ルーキーイヤーは開幕2軍で迎えたもののシーズン途中からリリーフとして起用されると無敗のままシーズンを終えました。
2年目以降は先発としてチームを支え2019年オフにはFA権を行使し残留を表明しました。
昨年は不振に陥ったものの今シーズンはリリーフとして活躍を見せておりまだまだチームに欠かせないベテランとして存在感を示しています。

通算1軍成績:246試合53勝50敗21H3S 防御率4.01(2021年終了時点)


2位:小石博孝投手(背番号29)

即戦力左腕として期待されつつもなかなか結果を残せませんでしたが2015年にはリリーフとして50試合に登板しました。
しかし以降は登板機会が減り2019年限りで引退しています。
なお特徴的なフォームはでんでん太鼓投法とも呼ばれ、高校時代に俳句で入賞した経験がある事からプロ初勝利時のお立ち台で俳句を詠んだ事も話題となりました。

通算1軍成績:117試合2勝5敗3H1S 防御率4.90

3位:駒月仁人選手(背番号62)


高校時代は捕手だったものの打力を活かすために外野手に転向しました。
しかし結果を残せず捕手に再転向すると2019年には待望のプロ初ヒットを放ちましたが以降は1軍昇格を果たせず今季限りで引退となりました。
来季からはチームスタッフに転身しますので裏方としてチームを支えて欲しいです。

通算1軍成績:7試合1安打0本塁打0打点0盗塁 打率.143

4位:永江恭平選手(背番号59)


高卒ながらも1年目から1軍出場を果たし華麗な守備を披露しショートの穴を埋める選手としてファンの期待を集めました。
しかし翌年以降もチャンスを与えられたものの打撃面で苦しみます。
すると2017年に入団した源田壮亮選手がショートのレギュラーに定着すると出場機会が減少し2020年限りで引退となってしまいました。
ルーキーイヤーの期待値が大きかっただけに伸び悩みが非常に残念でした。

通算1軍成績:375試合50安打2本塁打18打点3盗塁 打率.153

5位:田代将太郎選手(背番号61)


​俊足巧打の外野手として期待されたもののプロ入り後は伸び悩みます。
2017年には開幕スタメンに抜擢されたものの結果を残せずその年限りで退団しました。
翌年はヤクルトに移籍し成績を向上させたものの2020年限りで引退しています。

通算1軍成績:241試合29安打2本塁打16打点9盗塁 打率.176

育成1位:藤澤亨明選手(背番号122)


ライオンズ初の育成指名選手となりました。
更に2013年には支配下登録を勝ち取ったものの結局1軍出場を果たせないまま2018年限りで退団となりました。
現在はライオンズのブルペン捕手を務めています。

通算1軍成績:出場なし

総括


​大学BIG3を回避して単独指名した十亀投手ですが1年目から1軍に定着するなど1位指名選手としてまずまずの成績を残しています。
ただし2位以降は期待されながらも伸び悩んだ選手が多い印象です。
また初の育成指名選手となった藤澤選手は1軍出場はならなかったもののライオンズが育成選手によるチーム力強化に力を入れ始めたきっかけとなる大きな指名だったと思います。


にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ
↑ポチッとして頂けると嬉しいです


森選手は若手投手とのコミュケーション強化を図る

IMG_2063

若手のレベルアップ


森友哉選手が投手陣とのコミュケーション強化を図りたい考えを示しました。

以前は先輩選手達がリード面などで悩む森選手を励ます会が定期的に行われていましたが新型コロナの影響でこの2年間は遠征先での外食は禁止となっています。
来季の状況はまだ不明ですが仮に規制が緩和された場合は食事の場で投手陣との会話を行なっていきたいと考えているようです。

特に若手投手に対しては高橋光成投手と共に自分達の考えや経験などを伝えたいようです。
先発リリーフ共に万全ではないチーム状況で若手投手陣のレベルアップは不可欠なだけにコミュケーション強化により少しでも気づきを与えられればと思います。

また森選手自身としては得点圏打率をアップさせたいようです。
今年は打率.309に対して得点圏打率.281と悪くはない数字ではありますが特に前半戦ではチャンスの場面で捉えきれない場面が目立ちました。
来季は得点力アップのためにも目標として掲げた得点圏打率3割をクリアして欲しいところです。


にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ
↑ポチッとして頂けると嬉しいです


上間永遠投手:開幕ローテ入りを果たしプロ初勝利を挙げる

IMG_2062

プロ初勝利


​ルーキーイヤーの昨年はファームでも登板機会が少なかったものの今年の春季キャンプではA班に抜擢されます。
そして開幕ローテーション6番手の座を掴み取ると3試合目の登板となるロッテ戦で待望のプロ初勝利を挙げました。
以降はファーム調整が続きましたが先発として安定した投球を続けるなど実戦経験を積んだ1年となりました。

しかしオフにトミージョン手術を受けた事が発表され来季は絶望となってしまいました。
終盤のファームでの登板時には制球が安定しないなど状態が良くなさそうだったのは肘の違和感などが影響していたのかもしれません。

来季は育成契約となり実戦復帰は再来年になると思われます。
ファームでは安定していたとは言え1軍で勝てるようになるためには全体的に更なるレベルアップが必要と思いますので、来季はリハビリを行いつつ体力強化に努めて欲しいです。

1軍成績:5試合 1勝1敗0H0S 21.1回 防御率6.33
2軍成績:14試合 7勝3敗-H0S 74回 防御率1.58


にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ
↑ポチッとして頂けると嬉しいです


来季の4番には山川選手を指名

IMG_2061

本塁打王奪還へ


辻発彦監督が来季の4番として山川穂高選手を指名しました。

昨年、今年と4番で開幕を迎えたものの故障の影響もあり不振に陥ってしまい4番の座を明け渡す事になってしまいました。
遡ると本塁打王を獲得した一昨年も終盤は不調で4番を外れていました。

今年は中村剛也選手が主軸として活躍を見せてくれましたがやはり山川選手が4番に座りホームランを量産してくれるのが打線として理想の形だと思います。
今シーズン終盤には復調し今後は大崩れする事は無くなるような感覚を掴めたとの事ですので来季は全試合4番に座り本塁打王を奪還して欲しいです。


にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ
↑ポチッとして頂けると嬉しいです


平良海馬投手:抜群の安定感でNPB新記録を樹立

IMG_2060

39試合連続無失点


​昨年はセットアッパーとして新人王を獲得した平良海馬投手は今年も開幕から8回を任され更に増田達至投手が不振で登録抹消となると代わりに9回を投げるようになりました。
そしてクローザーとしても安定した投球した投球を続けると7月には39試合連続無失点のNPB新記録を樹立しました。

以降は疲労や右足首の違和感の影響からか打たれる試合もあったものの最終的にパリーグ初となる20ホールド20セーブを達成しています。
今年は崩れてしまったリリーフ陣の中で唯一シーズンを通して安定したピッチングで獅子奮迅の働きを見せてくれました。

先発志望はあるものの来季もクローザー起用が明言されました。
失点に繋がるケースは少ないとは言え先頭打者への四球が多い点が課題でししょうか。
ただし向上心の強い選手のため来季は改善してくれると思いますので9回のマウンドに君臨し圧倒的な内容で押さえ込んでくれる事を期待しています。

1軍成績:62試合 3勝4敗21H20S 60回 防御率0.90


にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ
↑ポチッとして頂けると嬉しいです


スポンサードサイト
Twitter
ライオンズファン歴35年。ブログでライオンズに関する記事を書いています。
カテゴリー
お問い合わせ
PVアクセスランキング にほんブログ村