2024年09月

第一次戦力外通告期間開始…混乱を招きがちな育成再契約ルールを改めておさらい

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戦力外通告期間


​29日で二軍公式戦全日程を終了し30日から第一次戦力外通告期間がスタートします。
各球団はCS開始前日の10月11日までに戦力外通告を行う必要がありますが、ライオンズはおそらく一軍公式戦全日程を終える10月4日以降に通告されるのではと思います。

なお育成選手のうち翌年も育成再契約を結ぶ予定の選手も条件によっては一度戦力外通告を行う必要があるため、本当に解雇されたと勘違いするなどファンの混乱を呼んでしまう事が毎年恒例となってしまっています。
そのため今年も少しでも混乱を避けるためにも育成再契約時のルールを整理しておこうと思います。

現在育成契約中の選手でオフに支配下登録されない選手のうち、以下の条件を満たす選手は一度戦力外通告を行う必要があります。

1. 育成ドラフトで指名されてから育成契約のまま3年が経過した選手
→今年は該当者なし

2. 1の後に育成再契約を結んだ選手は1年ごと
ジョセフ選手

3. 支配登録された経験のある育成契約選手は1年ごと
粟津凱士投手、伊藤翔投手、上間永遠投手、佐々木健投手、井上広輝投手、森脇亮介投手、赤上優人投手、川野涼多選手、仲三河優太選手

更に戦力外通告が行われた選手は12球団合同トライアウトが終わるまでは自球団の選手であっても表向きは翌年の契約交渉を行う事ができません。
そのため育成再契約前提の戦力外通告でもトライアウト終了までは再契約予定というコメントを出す事ができず、昨年は今後は未定とコメントした選手が再契約を結んだりフェニックスに参加した選手は大丈夫と判断したりもしていました。

なお逆に三浦大輝投手、シンクレア投手、川下将勲投手、木瀬翔太投手、是澤涼輔選手、野村和輝選手、谷口朝陽選手、金子功児選手、モンテル選手は再契約のために自由契約にする必要はありません。
従って万が一通告を受けた場合はそのまま退団という判断になりそうです。

戦力外通告が発表された育成選手が必ず再契約を結ぶ訳ではないですが、事前にルールを把握していれば少しは精神衛生上も良くなるのではと思います。
また12球団主催のトライアウトは今年までで来年以降は選手会主催を検討という話もあり、その場合は育成再契約を結べる時期も変更になるかもしれませんのでそちらの動向にも注目したいです。


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ファームは今季全日程を終了!新たな選手育成システムの中で見えた収穫と課題

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全日程終了


29日で二軍と三軍の今季全日程を終了しました。

三軍は昨年より試合数を増やしたことで宮澤太成投手、シンクレア投手、野田海人選手、古川雄大選手、野村和輝選手などまだ鍛えたい段階の選手達も多くの実戦経験を積めました。
また故障明けの選手の実戦復帰の場としても活躍できましたし、杉山遥希投手、奥村光一選手は三軍で好成績を残すと二軍でも結果を残して一軍での出場機会を得ています。

そして三軍と二軍を明確に分けられた事で二軍は一軍を狙える選手達が中心となった事で昨年に続いてチーム成績が良化しました。
その中で結果を残し続けた菅井信也投手が支配下復帰を勝ち取りプロ初勝利を挙げたり、再調整となった野村大樹選手が再昇格した際には一軍で好成績を収めるなど育成の場としても機能しました。

ただし二軍は優勝争いを繰り広げながらも最後に失速し3位に終わりました。
これは好成績を残していた野手が一軍に昇格し得点力不足に陥った事が原因ですが、裏を返すと再調整となった野手達が伸び悩み戦力の底上げに繋がらなかったとも言えます。

それでも三軍制の導入やコーチング研修の導入など育成システムの改革の効果が出始めているかもしれません。
一方で今年もライオンズのチーム事情により三軍戦の故障が相次いでしまったのは課題です。

今年は三軍戦の増加に向けて育成選手を増やしましたが、特に野手でそれを上回る故障者の続出してしまったのが要因です。
結果として三軍戦が中止になっただけでなく開催された時も猛暑の中で控え野手無しという危険な状態にもなっていました。

それだけに来季は三軍戦も円滑に行うために選手層を厚くする必要がありますが、一方で更に選手を増やした上で故障者があまりでなければ出場機会を得られない選手も出てきてしまいます。
そのため三軍戦運用に適正な選手数を見極めつつ、故障者を減らすよう日々のトレーニングやコンディションの見極めの向上も求められそうです。


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9/29三軍戦結果:成田投手が実戦復帰!二桁得点の猛攻で今季全日程を終える

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勝利


29日は山岸ロジスターズと対戦し10-4で勝利しました。

スタメン


1番:古川雄大選手 センター
2番:野田海人選手 キャッチャー
3番:古市尊選手 ファースト
4番:ガルシア選手 指名打者
5番:野村和輝選手 サード
6番:ジョセフ選手 ライト
7番:川野涼多選手 セカンド
8番:谷口朝陽選手 ショート
9番:モンテル選手 レフト

実戦復帰


川下将勲投手3回 被安打2 四死球1 奪三振3 失点0
3イニングを無失点に抑えました。
制球難から崩れる事も無くなり1年で大きく成長したのではと思います。

成田晴風投手1回 被安打1 四死球3 奪三振1 失点4
3四球に加えて3暴投も記録する大荒れの内容でした。
ただし首の手術からの実戦復帰登板だっただけにまずは投げられただけで十分だと思います。

森脇亮介投手1回 被安打1 四死球0 奪三振0 失点0
ヒットを打たれたものの併殺で切り抜けました。
更に状態を上げて来季の早い段階での支配下復帰に期待したいところです。

木瀬翔太投手3回 被安打2 四死球0 奪三振0 失点0
3イニングを無失点に抑えました。
川下投手と同様に長めのイニングも抑えられるようになってきています。

ロペス投手1回 被安打0 四死球1 奪三振2 失点0
死球を与えたものの2三振を奪うなど無失点に抑えました。
シーズン終盤には球速も上がっていただけに今後が楽しみです。


二桁安打

打線は15安打で10得点を奪う猛攻を見せました。

ガルシア選手は猛打賞で2打点を記録しました。
シーズン途中に支配下登録を勝ち取ったものの粗さも露呈しただけにパワーを維持しつつ確実性を高めたいところです。

古市尊選手、野田海人選手、野村和輝選手、ジョセフ選手はマルチヒットを放ちました。
それぞれ一軍定着や支配下登録、一軍デビューなどに向けてフェニックスリーグでもアピールを続けて欲しいです。


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與座投手好投も小技の確実性が明暗を分ける…点差以上に感じた大きな差(L-M 25回戦)

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敗戦


29日はロッテと対戦し0-2で敗れました。

公示


増田達至投手が抹消され與座海人投手が登録されました。

スタメン


1番:長谷川信哉選手 ライト
2番:源田壮亮選手 ショート
3番:西川愛也選手 センター
4番:佐藤龍世選手 サード
5番:平沼翔太選手 指名打者
6番:野村大樹選手 ファースト
7番:岸潤一郎選手 レフト
8番:古賀悠斗選手 キャッチャー
9番:滝澤夏央選手 セカンド

好投報われず


與座海人投手8回 被安打7 四死球0 奪三振8 失点2
5回まで無失点に抑えたものの6回にスクイズで先制を許します。
更に7回には二死からの3連打で追加点を許したのは勿体なかったです。
それでも8回まで投げ切る素晴らしいピッチングで勝ちをつけたいところでしたし、来季に繋がる内容だったと思います。

羽田慎之介投手1回 被安打0 四死球1 奪三振1 失点0
四球を与えたものの無失点に抑えました。
投げているボールは一級品なだけに制球面などは改善していきたいところです。


小技の差

打線は苦手小島投手をまたも攻略できず僅か5安打に抑えられました。

守備では6回に二死からセーフティスクイズを決められました。
ロッテ戦ではやはり二死からのスクイズでサヨナラ負けした試合もあっただけに警戒が必要だったかもしれません。

一方でライオンズは6回に無死1塁から滝澤夏央選手がバントを決められず、更に牽制に誘い出されてアウトになった後にヒットと四球が飛び出すなどチグハグな攻めとなりました。
更に7回も無死1塁から平沼翔太選手が併殺に倒れた後に四球と内野安打が飛び出し、8回も先頭の長谷川信哉選手が二塁打を放った後にチャンスを広げる事ができませんでして。

小技を確実に決めて得点に繋げられるかの差が出ましたし、小技のの正確性を欠く事が今季の低迷の一因にもなったと思いますので秋季キャンプからしっかり鍛え直して欲しいです。


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9/29イースタンリーグ結果:上間投手好投!リリーフも繋いで最終戦を完封で飾る

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勝利


29日は楽天と対戦し5-0で勝利しました。

スタメン


1番:児玉亮涼選手 セカンド
2番:鈴木将平選手 センター
3番:高木渉選手 レフト
4番:陽川尚将選手 指名打者
5番:村田怜音選手 ファースト
6番:渡部健人選手 サード
7番:蛭間拓哉選手 ライト
8番:是澤涼輔選手 キャッチャー
9番:金子功児選手 ショート

無失点リレー


上間永遠投手6回 被安打3 四死球3 奪三振4 失点0
ランナーを出しながらも粘りの投球で無失点に抑えました。
来季こそ支配下復帰できるようフェニックスでも続けてアピールしたいところです。

本田圭佑投手1回 被安打0 四死球0 奪三振0 失点0
1イニングを三者凡退に抑えました。
本田投手の不調がリリーフ運用に苦しんだ一因となっただけに来季に向けて巻き返して欲しいです。

山田陽翔投手1回 被安打0 四死球0 奪三振0 失点0
やはり1イニングを三者凡退に抑えました。
リリーフ起用後は安定したピッチングを継続できているのは好材料です。

豆田泰志投手1回 被安打0 四死球1 奪三振1 失点0
四球を与えたものの無失点に抑えました。
後半戦は二軍の抑えとして経験を積みましたが制球と変化球の精度を高めて来季こそ一軍に定着して欲しいです。


マルチヒット

打線は鈴木将平選手、蛭間拓哉選手がマルチヒットを記録しました。
まだ外野は完全に固定できていないだけに来季に向けて更なる課題克服に努めたいところです。

高木渉選手、是澤涼輔選手はタイムリーを放ちました。
今年は一軍での出場機会を得られなかった高木選手は厳しい立場になりつつあるかもしれませんが、フェニックスに帯同するようであればしっかりアピールしたいところです。

是澤選手はファームでじっくりと経験を積みました。
勝負の育成3年目となる来季は支配下登録を勝ち取れるよう更にレベルアップして欲しいです。


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ライオンズファン歴35年。ブログでライオンズに関する記事を書いています。
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