開幕前のトレード
日本ハムの郡選手と巨人の若林選手のトレードが成立しました。
キャンプやオープン戦で各チームで補強したいポイントがより明確になってくる時期とは言え開幕まで半月程度となったこの時期のトレードは珍しいと思います。
ライオンズでも件数は少ないものの開幕前にトレードが成立した例があります。
2006年には開幕2日前に現コーチの青木勇人投手と広島の福地寿樹選手のトレードが成立しました。
もともと環境を変えたいと考えていたようでライオンズ移籍後は一気にブレイクを果たし俊足を武器に外野のレギュラー格に定着しました。
しかし2007年オフにFAで石井一久投手を獲得した際にヤクルトの戦略を読み違えてプロテクトリストから外してしまい、人的補償で指名されて移籍となってしまいました。
2010年には春季キャンプ中に赤田将吾選手とオリックスの阿部真宏選手のトレードが成立しました。
ライオンズとしては内野手が補強ポイントでしたが、それ以上にオリックス側がキャンプ中の期待の若手外野手が急死した事による緊急補強の意味合いが強かったと思います。
阿部選手はライオンズであまり結果を残せなかった一方で赤田選手はオリックス、更に移籍した日本ハムでいぶし銀の活躍を見せており結果的にオリックスに利のあったトレードだと思います。
なお両選手共に現在はライオンズでコーチを務めています。
2018年は開幕の約2週間前に岡本洋介投手と阪神の榎田大樹投手のトレードが成立しました。
当初はリリーフとして期待されましたが先発左腕が不足しているチーム事情からローテ入りを果たすと二桁勝利を挙げてリーグ優勝に貢献しています。
なお引退後はバイメカ担当を経て今年からコーチに就任しています。
今年のライオンズはまだ打線に不安があるとはいえ開幕までのトレードは可能性が低いと思います。
それでも昨年もトレードで高松渡選手を獲得するなど近年はシーズン中にトレードに動くケースも多いだけにシーズン中の動向にも注目したいです。
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