ライオンズの骨と牙
今季もライオンズの骨と牙の明暗が分かれています。
栗山巧選手は開幕当初は状態が上がらず早々に再調整となりました。
しかしじっくりと二軍で調整し一軍に復帰した後は存在感を見せています。
復帰後の打率は.257と高くはないですが四球や二塁打も多いなど持ち味を発揮しています。
また近年は指名打者での出場が続いていましたが再調整時からレフトも守るようになり起用の幅が広がったのも大きいですし、復帰後は主に3番として打線を牽引しています。
一方の中村剛也選手は開幕から中軸に座りチームトップの7本塁打を放っていますし、こちらも交流戦からファーストを守るようになっています。
しかし6月の打率は.125と成績が急降下しておりシーズン打率も2割を切りました。
何よりも得点圏打率.098とチャンスでほとんど打てていない事が得点力不足の一因となっています。
チャンスの場面では初球など早いカウントを打って凡退するシーンも印象で、タイミングなど自身の感覚とズレが生じているのかもしれません。
現状のファーストはアギラー選手、平沼翔太選手が離脱しており、陽川尚将選手は昇格直後以降は当たりが止まり、元山飛優選手もスタメン起用時は結果が残せていません。
二軍調整中の渡部健人選手もまだ確実性に乏しいため中村選手の復調が待たれるところです。
もちろん本来であれば今年41歳になる両ベテランにいつまでも頼ってはいられません。
しかし故障者が続出し若手も苦しんでいるだけに直近はなんとか栗山選手、中村選手が打線の中核として若手を牽引して欲しいところです。

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