一本釣り
西武ライオンズとなってからドラフト1位指名の一本釣りに成功した選手と他球団の1位指名選手の成績を振り返ってみたいと思います。
黄金期の正捕手
1981年ドラフトでは所沢高校の伊東勤選手の一本釣りに成功しました。
伊東選手は熊本工業に在籍して3年次には甲子園にも出場していましたが定時制課程に在籍しており卒業まだあと1年かかるため、当時の根本陸雄監督が所沢高校に編入させた上で球団職員として採用していました。
しかし他球団からもNPBに対しドラフトで伊東選手を指名して良いかという問合せがあったため、ライオンズとしても1位という正当な評価での指名を行ったようです。
その意味では根本氏が辣腕を振るった時代のドラフトであり純粋な一本釣りとは言えないかもしれません。
入団後は3年目から正捕手に定着すると以降も黄金期の扇の要として活躍しました。
守備だけでなく打撃面も捕手としては当時は打てる部類だったと思いますし、ベストナインを10回、ゴールデングラブ賞を11回獲得して2003年まで現役を続けました。
一軍成績:2379試合 打率.247 156本塁打811打点134盗塁
他球団の1位指名選手としては巨人の三本柱として159勝を積み上げた槇原投手、広島の炎のストッパー津田投手、近鉄のいてまえ打線を支えて後にライオンズにも加入した金村選手などの名選手達がいます。
それでも黄金期の正捕手として活躍し監督としても日本一となった伊東選手を囲い込みしたとは言え一本釣りで指名できたのは大成功だった年だったと思います。
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