事前公表
10日でプロ志望届の提出が締め切られました。
今年は高校生159名、大学生162名が届を出しています。
今後はドラフト当日に向けて各球団の駆け引きが激化しそうです。
そして早速11日には広島が明大・宗山塁選手の指名を公表しました。
指名選手の事前公表には他球団を牽制する事で一本釣りを狙ったり、競合する場合も指名球団を減らす狙いがあります。
これは有力選手が少ない年では各球団がリスクを回避するために効果がありそうですが、逆に有力選手が豊富な場合は抽選を外してもまだ1位級の選手が残っている可能性が高いだけにあまり効果は無いように思えます。
なおネットでは事前公表したのは他選手を指名するためのブラフだという意見も出る事があります。
ただしこれは事前公表した選手の所属チームだけでなくアマチュア球界からの不信を招く結果になるだけにあり得ないと考えています。
ライオンズは過去3年間は指名選手を事前公表しています。
このうち有力選手が少ないと言われていた2022年は各球団がリスクを避けた事前公表を続けた結果、蛭間拓哉選手の単独指名に成功しています。
一方で2021年の隅田知一郎投手は4球団、昨年の武内夏暉投手は3球団が競合しましたが公表により競合球団が減ったかは不明です。
ただし大学生投手が豊作と言われた昨年は抽選回数が過去最多となっただけに各球団は競合を恐れず指名を決断したかもしれません。
今年は投手では関西大・金丸夢斗投手、野手では宗山塁選手が目玉となっており競合球団が増えそうです。
その中でライオンズが即戦力外野手を求める場合は青学大・西川史礁選手や大商大・渡部聖弥選手などの指名を公表すれば競合のリスクを軽減できるのではと思います。
もちろんライオンズとして他のポジションを最優先としている可能性もありますし、今後他球団も含めて指名の事前公表があるか注目したいです。

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