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ドラフト1位競合


西武ライオンズとなってからドラフト1位指名で競合した年の抽選結果と指名選手の成績を振り返ってみたいと思います。

3球団競合


1984年ドラフトでは明治大の広沢克己選手を指名しました。
ヤクルト日本ハムとの競合の結果ヤクルトが交渉権を獲得しています。

抽選を外したライオンズは水戸商の大久保博元選手を指名しました。
また日本ハムは河野博文投手を指名しています。
各選手のNPBでの通算成績は以下のようになっています。

大久保選手303試合 打率.249 41本塁打100打点1盗塁
広沢選手1893試合 打率.275 306本塁打985打点78盗塁
河野投手462試合 54勝72敗-H15S 防御率3.93

広沢選手はロス五輪代表にも選出された実力をプロでも十分に発揮し打点王を2回獲得するなどの活躍を見せました。
また1994年オフにはFA権を行使して巨人に移籍しています。

河野投手は主に先発として活躍し最優秀防御率を1回獲得しています。
また1995年オフにFA権を行使して巨人に移籍するとリリーフとして最優秀中継ぎのタイトルも獲得しています。

一方で大久保選手は強打の捕手として期待されたものの黄金期の厚い選手層に阻まれて出場機会もほとんど得る事がせきませんでした。
しかし1992年シーズン中にトレードで巨人に移籍すると4番を任される事もあるなど打線を牽引する活躍を見せました。

タイトルを獲得し長く主力として活躍した広沢選手河野投手に比べると大久保選手はライオンズでは実績を残すことができませんでした。
ただしこれは捕手としては伊東勤選手という高い壁があっただけでなく強打の野手としても翌年清原和博選手の獲得に成功した事で出番が制限されたためであり、巨人での活躍を見ても1位という評価自体は誤りではなかったかもしれません。

なおこの競合に関わった3選手がいずれも巨人でプレーしたというのも何か縁を感じてしまいます。


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