シーズン未勝利
今季の先発ローテは開幕時点では全員が二桁を狙える盤石の布陣だったと思います。
しかしシーズンを通してローテを守ったのは今井達也投手、隅田知一郎投手、武内夏暉投手のみで、渡邉勇太朗投手の台頭はあったものの先発運用に苦しみました。
これは平良海馬投手の故障や松本航投手のリリーフ起用などが影響しました。
しかし何よりもエース高橋光成投手がシーズン未勝利に終わったのが大きな誤算だったと思います。
今季は更なる球速アップのために昨年よりも体重を増やして臨みましたが、キャンプでの故障もあったとはいえ結果には繋がりませんでした。
打線の援護が無かったとは言え変化球の制球に苦しみピンチであっさり失点するなど不安定な投球を続きました。
シーズン後には体重は維持というコメントを残していましたが、やはり大きくなった身体を扱いきれなかったとして現在は7kg落としたようです。
自身の考えに固執する事なく課題をしっかり把握した上で判断できたのは良かったと思います。
来季は今井投手、隅田投手、武内投手に加え本人の希望が通れば平良投手、更に復活を遂げた高橋投手というローテを組めれば隙のない先発陣となります。
更に6番手は渡邉投手や松本投手、そして羽田投手、菅井投手など期待の若手なども控えており激しいローテ争いでのレベルアップも期待できます。
ただしそのためには高橋投手の完全復活が最低条件ですし、その上で昨年の状態に戻すだけでなく更にもう一段階上へのレベルアップも求められます。
本来は今オフでのMLB挑戦が既定路線だったものの不調のシーズンで先送りとなりましたが、来季も結果を残せれば良い契約を得られない可能性があります。
そのため来季は三振も増やして相手を常に圧倒する絶対的エースとしてのピッチングを期待したいところです。
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