一軍定着へ
今季一軍デビューを飾った山田陽翔投手が5試合に登板し無失点を継続しています。
山田投手は近江高校から2022年ドラフト5位で入団しました。
2年目の昨年は二軍でもなかなか結果を残せませんでしたが、シーズン中に森脇亮介投手を参考にフォームを改造すると成績を良化させました。
オフにはウィンターリーグに参加すると四球も多かった一方で、イニング数を上回る三振も奪っていました。
今季に向けては平良海馬投手の自主トレに参加し更なるフォーム改造に取り組みました。
そしてオープン戦で結果を残すと、開幕メンバからは外れたものの腰痛で抹消された平沢大河選手との入れ替えで初の一軍昇格を果たしています。
過去4戦の登板ではランナーを出しながらも粘りを見せており、前の投手が残したランナーを返した以外は無失点に抑えていました。
そして23日のロッテ戦では2イニングをパーフェクトに抑える好投を見せています。
速球は最速146km/hを記録していますが140キロ台前半のボールが？多くなっています。
その中でツーシーム、シュート、カットボールなど多彩な変化球とのコンビネーションでうまく抑えている印象です。
そして5回2/3を投げて四球は1個のみと制球が安定しており、三振もある程度奪えています。
甲子園という大舞台を経験しているためかメンタル的にも強そうですしリリーフ向きの投手のように思えます。
それだけに一軍定着を狙いたいところですがそのためにはもう少し平均球速を上げる必要があるでしょうか。
現時点ではビハインドでの起用となっていますがまずは与えられた登板機会でしっかりと結果を残して、徐々に需要な場面を任されるようになってくれる事を期待したいです。
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