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猛打爆発


今とは違い1997年当時のライオンズはホークスに対して相性の良さを誇っていました。

そんな状況で敵地福岡ドームで迎えた5月7日のホークス戦。
ライオンズは初回からホークス先発のウエスト投手を攻め、先頭の松井稼頭央選手の内野安打を足がかりに2点を先制します。
その後も打線が爆発し、終わってみれば当時のNPB新記録となる29安打で21-0という大勝を収め、さらに当時NPB史上6回目の毎回得点、毎回安打、先発全員安打、先発全員得点という記録づくめの試合となったのでした。

特筆すべき点は29安打のうちホームランは1本のみ(3ラン)だった事です。
1996年オフに清原選手がFAで巨人に移籍し大砲がマルティネス選手のみとなった状況で、足を使って繋ぐ野球を目指したHit!Foot!Get!というスローガンを体現する試合となったのでした。

完封勝利


そんな大味な試合だったにも関わらず3時間7分という標準的な試合時間でした。

その立役者は現コーチであるこの試合先発の豊田清投手です。
味方の攻撃時間が長く集中力が途切れてもおかしくない状況にも関わらず、豊田投手は集中してホークス打線を抑え続け、結局被安打2の完封勝利を収めました。
この集中力の高さが後の抑え転向時にも活かされたのかもしれません。

この年豊田投手は抜群の制球力を武器にローテーションを守り続けて規定投球回に到達し、初の二桁勝利を達成したのでした。

この試合をスタンドで…


この歴史的な試合の日、福岡ドームのスタンドで…売り子としてアルバイトをしていました。
ライオンズの攻撃中、次々と放たれる快音とライオンズファンの歓声。
しかし基本的にグラウンドに背を向けており、振り返って試合を見たいのをグッと堪えて働いていたため、シフトを入れずに観戦に来れば良かったと激しく後悔した1日となったのでした。


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