image

1位:渡部健人選手


他チームを含めたドラフト全体での最大のサプライズ指名だったのではないでしょうか。
しかし次世代の主砲になり得る三塁手という事で補強ポイントにも合致していますし、個人的にも指名して欲しい選手でした。

ぽっちゃり体型の長距離砲で秋のリーグ戦ではリーグタイ記録の8本塁打、リーグ戦新記録の23打点を記録しました。
一方で高校時代はショートを守っているなど守備も悪くなく50mを6.3秒で走る脚力もあり、さらに明るい性格というまさにライオンズっぽい選手ではないでしょうか。

所属していた大学リーグのレベルは高くないため1年目からバリバリ活躍とはいかずプロの球に慣れるのに時間がかかるかもしれませんが、その点は山川選手育成の実績もありますし数年後にはおかわり3世として主軸を担う事を期待しています。

2位:佐々木健投手


信頼の富士大ブランドで社会人を経由して指名されたサウスポーです。
MAX152km/hの威力十分のストレートが魅力で先発とリリーフどちらでもいけるタイプとの事で、手薄なサウスポーですので1年目からの活躍を期待したいところです。

とは言え制球難といういかにもライオンズの投手らしい課題がありますので、コーチ陣の指導でどれだけ克服できるかがポイントでしょうか。

3位:山村崇嘉選手


高校通算49発の左打ちのスラッガーで木製バットでもホームランを記録しているようです。
ポジションはファースト、サードでしたが3年のなってからショートを守っているとの事ですので、まずはショートとして育成されるのではないでしょうか。
その場合は川野選手綱島選手が当面のライバルになると思いますので、同年代の選手たちで競い合って成長して欲しいです。

渡辺GM曰く高校生野手で1番の評価だったとの事なので期待が膨らみます。
さらに多くのタイトルホルダーを輩出している偶数年のドラフト3位野手ですので、山村選手も将来クリーンアップを打てるような選手に育って欲しいです。

4位:若林楽人選手


俊足強肩が持ち味の右打ちの野手で、大学では主将を務めているためキャプテンシーにも優れています。
ポジションは外野手ですが練習では内野も守っているようですのでユーティリティープレイヤーとして育成されるかもしれません。

大学3年までの通算打率が1割台の打撃が課題ですが、今年の秋のリーグ戦ではすでに4HRを放っており打撃面も覚醒しつつあります。
今年のライオンズは秋山選手が抜けた1番が埋められず苦しみましたので、パンチ力のあるリードオフマンになって欲しいです。

5位:大曲錬投手


準硬式出身の異色右腕ですが、ライオンズは過去にも青木勇人投手山本歩投手という準硬式出身の投手を指名した実績があります。
球速の出づらい準硬式で154km/hを記録した剛腕でリーグでは無双状態だったようです。

硬式球をどれだけ扱えるようになるかがポイントですが、先述の青木三軍コーチが準硬式出身のため育成にうってつけだと思います。
青木コーチは1年目から1軍登板したため意外と早く戦力になるかもしれませんが、まずは故障がないようにじっくりと育成して欲しいです。
硬式球に慣れた時にどれだけのストレートと投げられるのか本当に楽しみな選手です。

6位:タイシンガーブランドン大河選手


指名の瞬間まずはスパンジェンバーグ選手より長い名前に驚き、次にハーフでイケメンの風貌でネット上のプロ野球ファンの話題を独占しました。
(その後巨人に育成された坂本勇人選手に全て持っていかれましたが)

話題先行になりましたが4年秋を含む3度の首位打者を獲得しています。
守備はサードやショートを守るようですが投手経験もあるとの事で強肩の持ち主でもあります。
パワーはありつつもどちらかと言えば中距離打者ですが、ライオンズの野手育成力でスラッガーに成長する可能性も秘めていると思います。
渡部選手と同様に大学リーグのレベルは高くないため少し時間はかかるかもしれませんが、同年齢同ポジションの2人で切磋琢磨して主軸となってほしいです。

そしてまずは登録名がどうなるかが注目でしょうか。

7位:仲三河優太選手


信頼の大阪桐蔭ブランドの左打ちの外野手です。
高校時代は怪我が多かったようですが飛距離が魅力のスラッガーで、もともと投手のため強肩も魅力です。

左打ちの外野手は川越選手、鈴木選手、西川選手、高木選手と有望株が多いですが、先輩達に負けずにレギュラーを奪取しクリーンアップを打てるように成長して欲しいです。

感想


一昨日も書きましたが野手5名指名は本当に意外でした。
しかし視察情報があった投手が残っているにも関わらず指名された野手達ですので、それだけ球団が獲得したいと思っていた期待の選手達なのだと思います。
全員個性的でスケール感の大きい選手ばかりで、次世代の主軸を担える若手野手不足が一気に解消できたのではないでしょうか。

今年はライオンズ独自路線で本当に面白い指名でした。
まずは入団交渉からになりますが、指名選手達がどのように成長してくれるのか例年以上にワクワクしています。





スポンサードリンク