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先発要員


2006年シーズンは先発候補の新外人投手として右腕のクリストファー・ギッセル投手と左腕のアレックス・グラマン投手を獲得しました。ギッセル投手は196cm、グラマン投手は193cmと両投手共に高身長だったため、期待を込めてツインタワーという愛称が付けられました。

グラマン投手は開幕ローテーション入りを果たし初先発初勝利を挙げますが、以降は早い回でKOされるなど結果を残せずに夏場以降は登録抹消され、4勝を挙げるに留まりました。
一方のギッセル投手は不調で2軍スタートとなりましたが、1軍昇格後に初先発初勝利を挙げると、そのまま無傷の5連勝を記録するなど6勝を挙げました。

2年目の明暗


両投手共に翌年も残留しましたが、ギッセル投手は不安定な投球内容で前年から一転して9連敗を喫するなど1勝のみに終わり、2007年限りで退団となりました。

グラマン投手も先発として2勝に留まるなど結果を残せない状態が続いたため、シーズン途中からリリーフに転向します。
するとMLBでもリリーフ経験はほとんど無かったにも関わらず、短いイニングのみを投げる事で球速がアップするなど安定感が増し、シーズン後半は抑えを任せられるようになりました。
翌年もシーズンを通して抑えに定着し31Sを挙げて見事にチームの日本一に貢献しました。
2009年以降は故障の影響で結果を残せず2011年限りで退団しています。

総括


先発として大いに期待された両投手ですが、ライオンズの外国人先発投手はあまり活躍できないという流れを変える事ができず、結果を残す事ができませんでした。
しかしグラマン投手はリリーフで覚醒し、渡辺監督初年度の日本一はグラマン投手の活躍無くしては達成出来なかったと思います。
選手の適性というのは試して見なければ分からないと痛感しましたし、新外国人のダーモディ投手は逆にMLBではリリーフ投手でしたがライオンズでは先発として期待しているようですので、先発適性を見せて活躍してくれる事を期待しています。
(昨年は独立リーグで先発も経験しているようですので適応が早い可能性もあります)


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