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起死回生の1発


福岡ドーム(当時)で開催されたこの試合は、松坂大輔投手が先発するも制球が安定せずに1点のリードを許したまま9回を迎えます。
しかし9回表に維持を見せホークス抑えのペドラザ投手から2人のランナーを出すと、打席にこのシーズンからライオンズに加入したカブレラ選手を打席に迎えます。
カブレラ選手は前日ペドラザ投手に抑えられており、この日の打席も打てそうな雰囲気はありませんでしたが、追い込まれた後にペドラザ投手が投じたボールを強振するとレフトスタンドに飛び込む起死回生の逆転3ランとなりました。

この日は現地でアルバイト中でしたが、カブレラ選手のホームランをモニターで見た瞬間に思わず両手を上げてガッツポーズをしてしまい、ホークスファンに睨まれ慌てて奥に引っ込んだ記憶があります…。
それだけ我を忘れてしまう程に試合の流れなど関係なく粉砕してしまうカブレラ選手の圧倒的な破壊力をまざまざと見せつけられた試合でした。

1週間後


ちなみにこの1週間後の4月29日のマリーンズ戦でも松坂投手が6失点の乱調で2点ビハインドで9回を迎えますが、カブレラ選手が相手抑えの小林投手から同点ホームランを放ち、延長でのサヨナラ勝ちに繋げました。

この2戦は不調だった松坂投手ですが、この年は15勝15敗の成績で3年連続の最多勝と、(負け数の多さに苦言を呈されながらも)自身初の沢村賞を獲得しました。
現在の投手起用法では勝ち負け合わせて30回の責任投手となる以前に30試合先発もほとんどありませんし、12完投も驚異的な数字でした。
しかしこの年の酷使が祟ったのか、翌年は故障のため6勝に終わっています。


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