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苦手意識


1997年からリーグ連覇を成し遂げた東尾ライオンズですが、マルティネス選手の退団により迫力の無い貧打戦となり、ネット上で白にゃんこ打線と揶揄されるようになってしまいました。
そして特に2000年シーズンは異様なまでに左腕投手を苦手としていました。

これは主力に大友進選手、小関竜也選手、高木大成選手、鈴木健選手、高木浩之選手と左打者が多かった事に加え、左腕と相性が悪い事をメディア等で取り上げられて余計に苦手意識を持つ悪循環に陥ってしまったように思えます。

結果として他球団は意識してライオンズ戦に左腕投手をぶつけてくるようになります。
この年のパリーグはエース級の左腕がほとんどいなかったにも関わらず、とにかく左で投げている投手だったら良いというレベルの露骨な起用でしたし、他球団は簡単に攻略していた左腕にも抑え込まれてしまっていました。

特に顕著だったのが近鉄で、この年8勝を挙げたものの防御率4点台だった前川投手からは4敗を喫し、同じく6勝だったエルビラ投手にはノーヒットノーランを喫しています。
またマジシャン仰木監督率いるオリックスはリリーフ専門の左腕を先発起用した事もありました。

この左腕を苦手とする傾向は翌2001年も続きました。
しかし前年に加入したカブレラ選手、外野転向して覚醒した和田一浩選手、日替わり3番として起用された犬伏稔昌選手など右打者の活躍により、苦手としていた前川投手を攻略するなどようやく左腕アレルギーに終止符が打たれたのでした。


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