三拍子揃った外野手
1994年にMLBでは選手会による大規模なストライキが行われた影響でシーズンが途中で終了し更にストライキは1995年開幕直前まで続きました。
その影響を受けて1995年には現役メジャーリーガー達が来日を決断しジャイアンツにマック選手、ホークスにミッチェル選手、マリーンズにフランコ選手などが入団しました。
そしてライオンズに入団したのがダリン・ジャクソン選手です。
1994年はストでシーズンが打ち切られたとは言えホワイトソックスで100試合以上に出場して打率3割を超える好成績を残していました。
背番号は石毛選手が着けていた7を与えられるなど球団の期待の高さが伺えました。
開幕時は中軸を期待されましたが期待ほどの結果が出なかったため1番で起用されると成績が向上し、最終的に打率.289、20本塁打、68打点の成績でベストナインを獲得しました。
物足りなくも見えますがアグレッシブなプレーで数字以上に活躍していた印象があります。
翌年もまた中軸スタートで途中から1番打者として活躍したものの成績は少し落としました。
そして1996年限りで退団してMLBに復帰しています。
打撃面ではホームランを量産するなどの猛打を振るった訳ではないですが、盗塁は多くは無かったものも足は早く、更に強肩を活かした守備は見事でした。
当時の外国人選手は鈍足のスラッガータイプやメジャーリーガーと言ってもピークを過ぎた選手が多かったっため、三拍子揃った現役バリバリの選手のプレーを見る事ができたのはストライキのおかげだったと言えるかもしれません。
更に性格的にも驕ったところのないナイスガイで若手選手に積極的にアドバイスを送るなど、プレー面だけでなくチームに良い影響を与えた素晴らしい選手でした。
なお余談ですが個人的にはプロ野球選手には珍しく帽子の上からヘルメットを被って打席に入っていた姿が強く印象に残っています。
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