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FA移籍の歴史


1993年にFA制度が導入され以降多くの選手がライオンズから移籍しています。
そこで各年のライオンズに関わるFA移籍を振り返ってみたいと思います。
1997年は1選手をライオンズが獲得しました。

中嶋聡選手


オリックスの正捕手だった中嶋聡選手はMLB移籍を目指してFA権を行使します。
しかしMLB側から提示された条件が良くなかったため国内への移籍に切り替え、交渉の末にライオンズ初のFAでの獲得選手となりました。
なお移籍による補償は人的補償ではなく金銭となっています。

当時は捕手の世代交代が課題となっており中嶋選手には主戦捕手として期待されました。
しかし自慢の強肩などディフェンス面では活躍したものの打撃面が弱く伊東勤選手から正捕手の座を奪う事はできませんでした。
ただし第二捕手として一定の出場機会を得ると同時に、相性の良かった松坂大輔投手の専属捕手としてチームを支える活躍を見せました。

しかし2001年ドラフトで細川亨選手を獲得するなどチームが若手選手の育成に切り替えた事から出場機会を減らし、2002年オフにトレードでベイスターズに移籍しています。

総括


当時の東尾監督の要望もあり獲得した選手でした。
期待された正捕手の座を奪う事はできませんでしたがレギュラー級の選手が第二捕手を務める事でより柔軟な選手起用ができるなど、特殊なポジションである捕手の選手層が一気に厚くなったという点で非常に意義のある補強だったと思います。


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