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1対1の交換トレード


2009年のシーズン中にライオンズの水田圭介選手とタイガースの藤田太陽投手のトレードが成立しました。総崩れに近い状態だったリリーフを強化したいライオンズと内野手を強化したいタイガースの思惑が一致したトレードだったようです。

藤田投手はタイガースを逆指名し2000年ドラフト1位で入団しました。
しかし故障の影響もあり期待通りの活躍はできず、サイドスローに転向したものの結局タイガース時代は通算5勝と結果を残せませんでした。

ライオンズ移籍初年度はリリーフとして活躍し終盤には抑えも努めてました。
更に翌2010年は開幕からセットアッパーとして好投を続けていました。
しかしファイターズ戦で頭部危険球で退場して以降はインコースを攻めきれず精彩を欠くようになりファーム降格も経験しました。
そして翌年以降も復調できず2012年限りで自由契約となりスワローズに移籍しました。
それでも通算でタイガース時代の勝ち星を上回っており藤田投手にとってはトレードによる環境の変化が良い転機になったと言えると思います。

一方の水田選手は同じく2000年ドラフト7位でライオンズに入団しました。
本来はドラフト解禁年ではなかったものの所属していたプリンスホテル野球部廃部に伴う特例措置での入団となっています。
高校時代から注目されたスラッガーでしたがライオンズでは1軍定着はなりませんでした。
なおトレード発表直後の試合ではサヨナラの場面で代走で起用されるという渡辺久信監督の粋な計らいもありました。

移籍後もあまり出場機会を得られず2010年オフにドラゴンズにトレードとなりました。
更に2012年にスワローズに移籍し2013年には藤田投手とチームメイトになっています。

また現在は同じ社会人チームで藤田監督、水田選手兼任コーチを務めており、トレード以降も少なからず因縁のある両選手となっています。


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