ポスティングの歴史
1998年にポスティング制度が導入されました。
選手の権利ではなく球団主導の制度ではありますが、他球団と比べてライオンズからは多くの選手がポスティングを利用してのMLB挑戦を目指しています。
森慎二投手
2005年オフに森慎二投手がタンパベイ・デビルレイズ(当時)に移籍しました。
ライオンズからポスティングを利用してMLB移籍を果たした初の選手となっています。
森投手は入団1年目から1軍に定着し、好不調の波が激しいながらも威力のあるストレートと落差の大きいフォークを武器に高い奪三振率を誇るリリーフとしてチームを支えました。
当時は森投手のボールがどこまで通用するのか楽しみだったと同時に、個人的に応援しているデビルレイズへの入団という事で非常に嬉しく思った記憶があります。
しかし憧れのMLBのマウンドでは悲劇が待っていました。
翌2006年のオープン戦で初登板を果たしますが、3球目を投げた時点で右肩を押さえてうずくまりそのまま交代となってしまいます。
診断の結果右肩の脱臼で全治1年という重症で、結局MLB公式戦登板を果たせないまま翌2007年シーズン中に退団となってしまいました。
退団後はBCリーグ石川に選手兼任コーチとして入団、後に兼任監督となり2013年には実戦復帰を果たしています。
2015年にはライオンズの投手コーチとして復帰しましたが、2017年シーズン中に突然の病で急逝されました。
激動の野球人生でしたが万全の状態であればMLBでも並み居る強打者から三振を奪う姿を見せてくれたと思いますので、突然の故障が本当に無念でならなかったMLB挑戦でした。
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