高卒2年目
打線が低迷する中で今季支配下登録野手の中で一軍を経験していないのは3選手のみです。
引退を発表した岡田雅利選手は膝の手術の影響ですが、高卒2年目の古川雄大選手、野田海人選手はファームで経験を積んでいます。
昨年は身体作り中心で二軍出場は1試合のみに終わった古川選手ですが、今季はここまで31試合に出場して公式戦初本塁打も記録しています。
ただし三軍では打率2割台前半と安定した成績は残せておらず、盗塁は増えてきたものの本塁打はまだ少ない点も気になるところです。
もともと身体能力抜群ながらも熊代聖人コーチも時間がかかると評していました。
古川選手自身も今季は守備は上達したものの打撃はまだまだとコメントしています。
将来的にはトリプルスリーを狙っているだけに来季は二軍に定着できるよう、残りシーズンからキャンプにかけて打撃の確実性を高めた上でパワーを発揮できるようになって欲しいです。
野田選手も二軍で出場機会を得つつも三軍が主戦場となっています。
三軍ではシーズン途中までは3割を超えていたものの疲労からか打率は下降傾向にあり更に長打がほとんど打てていないのは気がかりです。
また三軍戦が多いため捕手としてのプレーはあまり見られていません。
ただし故障者が続出したチーム事情の中で内野での出場も増えており、実戦経験を積めている一方で捕手としての成長への影響が気になるところです。
一軍では古賀悠斗選手が正捕手の座を掴みつつありますが数年後には野田選手も正捕手争いに加われるよう攻守でレベルアップを図って欲しいです。
それぞれ2022年ドラフト2位、3位で指名され球団の期待も高いと思いますし、今後一軍の主力に成長できるかがチームの命運を大きく左右すると思います。
それだけにまずは来季は二軍で結果を残せるよう残りのシーズンで飛躍のきっかけを掴んで欲しいです。
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