プロスペクト

明暗が分かれた過去の外国人野手の途中入団…デービス選手は打線の救世主となるか?

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外国人野手


低迷する打線の底上げのためにJ.D.デービス選手を確認しました。
過去にもシーズン途中に外国人野手を獲得していますが明暗は分かれています。

1989年に獲得したデストラーデ選手は初年度から30本塁打を放ちました。
翌年以降も3度の本塁打王、2度の打点王を獲得したチームの黄金期を主砲として支えました。

1997年に加入したペンバートン選手は出場機会が限定的となり、日本シリーズでもほとんど出場機会がありませんでした。
それでも期待を込めて翌年も残留したものの結果を残せず退団しています。

1999年は新外人選手達が昨日せず緊急補強したジンター選手はいきなり満塁本塁打を放ったものの以降は低迷し、この年限りで退団しています。
更に第4の外国人選手としてポール選手を獲得し二桁本塁打放ったものの打線を活性化はさせられず、翌年以降はカブレラ選手などの加入で二軍暮らしとなりました。

2011年に加入したマルハーン選手は第1打席でいきなり本塁打を放ちました。
しかし以降は結果を残せず1年限りで退団しています。

そして2014年に加入したメヒア選手は史上初となるシーズン途中加入選手の本塁打王を獲得しました。
以降は成績を落としながらも2021年限りで退団しています。

他にも出戻りとなるマクレーン選手、フェルナンデス選手、カーター選手、他球団で活躍したオーティズ選手などをシーズン途中に獲得しましたが全員が活躍とは言えませんでした。

外国人野手がいきなりNPBで活躍することは難しくなっているだけに、キャンプ等での適応期間が無いデービス選手にとっては厳しい状況かもしれません。
それでも打線の得点力不足、長打力不足を打破するような活躍を期待したいところです。


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三軍で状態を上げているものの上来季のために長打を増やしたい野村和輝選手

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育成3年目


育成3年目の野村和輝選手ですが開幕から三軍調整が続いています。
開幕から目立った成績は残せず、更に故障などがあったのか5月は出場がありませんでした。

それでも6月中旬に復帰してからは3割程度の成績を残せています。
また昨年と同様に四球も選べているのも長所だと思います。

一方でここまで放っているヒットは単打が多い状況です。
復帰後は少しずつ長打が出てきてはいるものの本塁打はまだゼロとなっています。

野村選手は入団時には逆方向にも飛ばせるパワーが評価されていました。
しかし入団以来三軍でもそれほど本塁打が出ていないのが現状です。

今季は節目の育成3年目ですがシーズン中の支配下登録は難しい状況となっています。
年齢的には今年ドラフト対象となる大学4年生と同じでまだ若く伸び代はあるとは言え、来季の再契約を勝ち取るためには更なるアピールが求められると思います。

逆に言えば長打を増やすことができれば強打のサードというチームの補強ポイントに合致するだけに、残りのシーズンでは実戦でも持ち味のパワーを披露していきたいところです。


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一発で勝負を決める可能性がある本塁打…パワー不足を補う選手は現れるか?

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パワー不足


14日の日本ハム戦は水谷選手に打たれた2ランの一発に泣きました。
ライオンズもネビン選手に本塁打が飛び出たもののソロ本塁打のため届きませんでした。

現在のチーム本塁打は35本塁打でリーグワーストは脱しています。
しかしトップの日本ハムと比べると半分未満の数字となっており、日本ハムの戦いを見ていると勝負どころで試合を決める一発が飛び出している印象です。

昨年はチーム最多本塁打はわずか7本と極度の長打力不足でした。
今年はネビン選手が既に9本塁打を放っており、中距離打者タイプながらも年間15本は打ってくれるのではと思います。

また長谷川信哉選手、渡部聖弥選手も6本塁打を放っており二桁本塁打も期待されます。
しかしやはり中距離打者タイプのため本塁打量産は難しいかもしれません。

それだけにチーム本塁打を増やすためにはセデーニョ選手の復調が待たれます。
ただし一軍復帰後もまだ本塁打が出ておらずなかなか兆しが見えない状態です。

また獲得が発表されたデービス選手にも期待がかかります。
しかし合流時期がまだ未定ですし日本に適応できるかのリスクもあります。

ファームではまずは中村剛也選手が15日から二軍戦に出場予定です。
シーズン序盤は本塁打が出ていただけに打撃の状態を上げて欲しいところです。

若手では渡部健人選手、村田怜音選手などの飛躍が待たれます。
ただし現時点で本塁打を量産できているわけではなく時間はかかりそうです。

そのため直近で本塁打数を伸ばしてくれそうな選手は見当たらず、繋ぎの野球で得点をもぎ取っていく必要がありそうです。
その中で少しずつでも勝負どころでの一発を打てる選手が1人でも多く現れて欲しいです。


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チームを牽引しつつある2002年組…レギュラーとして打線の核となる存在へ!

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打線の中心へ


ここ数年は得点力不足に苦しむ打線ですが今季は2002年生まれの選手達が存在感を増しています。

まずルーキーの渡部聖弥選手は開幕からスタメンに定着しました。
離脱した期間もあるものの固定できていなかった外野に定着し、打順も中軸として勝負強さを発揮しています。

長谷川信哉選手は開幕スタメンを勝ち取ったものの不振で一時はベンチスタートも増えました。
それでも魚雷バットの使用などで状態を上げると再びスタメンに定着し、ライトの守備でも好プレーを見せています。

開幕を二軍で迎えた山村崇嘉選手は一軍昇格後はサードでのスタメンが増えています。
ただし打撃面では食らいついている一方で守備面ではまだ課題が残るでしょうか。

そして直近では仲三河優太選手が支配下登録を勝ち取り鮮烈なデビューを飾りました。
とは言えまだ主力投手相手への適応が必要そうですし、当面は代打や指名打者としての出場が続きそうな中で打撃で結果を残すことが求められます。

ファームでは林冠臣選手が攻守で粗さはあるものの持ち味のパワーを発揮しています。
育成の佐藤太陽選手も二軍でヒットを量産しつつあり、今年の支配下登録は微妙ですが近い将来には二遊間のレギュラー争いに食い込んでくるかもしれません。
一方で捕手の古市尊選手は一軍昇格はあったものの出場は無く、更なるアピールが求められそうです。

球界で同一世代の選手達が活躍した例と言えばやはり松坂世代が有名です。
ライオンズでも松坂大輔投手の他に赤田将吾選手、長田秀一郎投手、後藤武敏選手、上本達之選手などが一軍で活躍しました。

そして今のライオンズで2002年世代が台頭し始めたのは高卒組は入団5年目で殻を破りつつあるのだと思いますし、渡部選手の入団で刺激を受けた部分もあるかもしれません。
打線は山賊時代解体後の世代交代が進んでいませんでしたが、このまま2002年世代が主力に定着できれば向こう10年はレギュラーとしての活躍が見込めます。

ただし直近では疲労や他球団の対策などもあるのか調子を落としている選手も多いだけに、もう一段階壁を乗り越えて不動にレギュラーに定着し打線の核となる世代となって欲しいところです。


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三軍で長打力を発揮してきた古賀輝希選手!まずは二軍への適応を!

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クラブチーム出身


13日の三軍戦に出場した古賀輝希選手は本塁打を含むマルチヒットを放ちました。

古賀選手はクラブチーム出身ながらも昨年のライオンズ三軍との試合で山田陽翔投手から本塁打を放ち、即戦力に近い評価を受けて支配下ドラフト7位で入団しました。
しかし開幕後は二軍戦にも出場したものの打率は2割を切り、更に打席の半分以上の三振を喫するなど通用せず三軍調整となりました。

三軍でも一時は打率が1割を切り、更に現時点で三振率は35%程度と三軍でも三振の多さを露呈しています。
それでも直近では結果を残しつつあります。

三軍での第2号本塁打を放った6/22からの9試合では打率3割を超えています。
更に2試合連発を含む3本塁打を放つなどヒットの半数以上が長打で、7割近い長打率を残しています。
そして33打数で6三振と三振のペースも落ちてきており確実性も増してきているようです。

現在のチームには強打のサードが不足しているだけに、持ち味のパワーを発揮してきた古賀選手への期待は高まります。
ただしより高いレベルの投手にはまだ苦戦する可能性が高いだけに、まずは再び二軍に戻ってNPBの投手にも少しずつ適応していきたいところです。


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ライオンズファン歴35年。ブログでライオンズに関する記事を書いています。
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