記憶に残る名選手

OB戦出場選手:個性派揃いの選手達をまとめた黄金期のチームリーダー石毛選手

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OB戦


今年の3月にライオンズ初のOB戦が開催されます。
歴代の名選手達が出場するため経歴などを振り返ってみようと思います。

チームリーダー


​​石毛宏典選手は1980年ドラフト1位でライオンズに入団しました

1年目からショートのレギュラーの座を奪い取り新人王を獲得します

以降も現役時代前半は主に1番ショート、後半は6番サードとしてレギュラーに定着しシーズンMVPを1回、ベストナインを8回、ゴールデングラブ賞を10回獲得します。
また新人類と呼ばれた若手などクセが強い選手が多い中でチームリーダーとしても黄金期を支えました。

しかし前年より成績を落とした1994年オフに退任した森祗晶監督の後任として引退、監督就任を打診されたためFA権を行使してダイエーに移籍してしまいます。
結局ダイエーでは故障もあり目立った成績を残せず1996年限りで引退しました。
チームリーダーとしての働きを評価されての監督打診だったかもしれませんが選手としてもまだ結果を残していただけにライオンズに残れていれば2000本安打の可能性もあったかもしれません。

引退後はダイエーの二軍監督を経てオリックスの監督に就任しました。
しかし成績は大きく低迷し2年目のシーズン序盤で解任されるなど指導者としての資質を疑問視される結果となってしまいました。

それでもその後は四国アイランドリーグの立ち上げに尽力しており日本に独立リーグを根付かせた立役者となりました。
現在は野球解説者などを務めています。

OB戦ではプレー面ではなくチームリーダーとして大きな檄を飛ばしてくれる事も期待したいです。

NPB通算成績:1796試合 6472打数1833安打236本塁打847打点 828四死球 243盗塁 打率.283


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OB戦出場選手:投手ドラフトから唯一主力となりリリーフとして活躍した土肥投手

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OB戦


今年の3月にライオンズ初のOB戦が開催されます。
歴代の名選手達が出場するため経歴などを振り返ってみようと思います。

リリーフ左腕


​​土肥義弘投手はプリンスホテルから1997年ドラフト4位でライオンズに入団しました。

1年目は1試合の登板に終わりましたが2年目以降はリリーフ左腕として一軍に定着すると2002年には50試合に登板しチームのリーグ優勝に大きく貢献しています。
特に当時パリーグで本塁打を量産していた近鉄のローズ選手キラーとして名を馳せました。

しかし先発転向を直訴した2004年は登板機会を得られずトレードでで横浜に移籍します。
横浜では10勝を挙げるなど先発として活躍を見せましたが徐々に成績が下降気味となり2008年オフにはライオンズ復帰します。
その後は目立った成績を残せず2010年オフに海外FA権を行使してMLB挑戦を目指しましたがメジャー昇格は果たせず2012年限りで退団しています。

ちなみに2023年ドラフトは指名7選手中6選手が投手でしたが1997年は指名全7選手が投手でした。
しかし故障などもありその中で一軍の主力となったのは土肥投手のみであり、この年の失敗が数年後の貧打やリリーフ崩壊に繋がったと思います。

引退後の2015年からはライオンズの投手コーチとなり理論的な指導で菊池雄星投手の飛躍などに貢献しました。
また2019年からは国際スカウトとなり2024年シーズンに向けてはアギラー選手、コルデロ選手、アブレイユ投手、ヤン投手の獲得にも携わったと思います。

OB戦でも左打者を完璧に押さえ込むようなピッチングを期待したいところです。

NPB通算成績:335試合 31勝45敗7H1S 663.0回 437三振 200四死球 防御率4.30


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OB戦出場選手:Hit!Foot!Get!の象徴として東尾監督のリーグ連覇に貢献した大友選手

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OB戦


今年の3月にライオンズ初のOB戦が開催されます。
歴代の名選手達が出場するため経歴などを振り返ってみようと思います。

俊足外野手


​​大友進選手はライオンズを逆指名し1995年ドラフト2位で入団しました

1年目のシーズン後半からレギュラーの座を掴み規定未到達ながらも打率3割を記録します。
すると翌1997年には2番打者、1998年には1番打者に定着しチームのリーグ連覇に大きく貢献しました。

俊足を武器としておりHit!Foot!Get!をスローガンに掲げチーム200盗塁を記録した1997年には自身も31盗塁を記録するなど松井稼頭央選手、高木大成選手と共に足を使った攻撃でチームを牽引しました。
足を活かした守備も上手く1998年から2年連続でゴールデングラブ賞を獲得しています。

一方で打撃面では一時左打ちからスイッチ転向に挑戦したものも断念しており大きく成績を向上させる事ができませんでした。
更に2000年にフェンスに激突し肩を故障してからは攻守で精彩を欠くようになり、2004年オフに中日にトレードで移籍すると2005年限りで引退となりました。

引退してからはクラブチームや社会人野球の監督を務めています。

OB戦でも持ち味の足でグラウンドを駆け回る姿を見せて欲しいところです。

NPB通算成績:662試合 2005打数528安打18本塁打155打点 261四死球 80盗塁 打率.263


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OB戦出場選手:優勝請負人と呼ばれた黄金期の左腕エース工藤投手

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OB戦


今年の3月にライオンズ初のOB戦が開催されます。
歴代の名選手達が出場するため経歴などを振り返ってみようと思います。

左腕エース


​​工藤公康投手は名古屋電気高校から1981年ドラフト6位で指名されました。
社会人入りが決まっておりプロ拒否の姿勢を打ち出している中での強行指名だったため紆余曲折あったものの最終的には無事に入団が決まりました。

入団後は高卒ながらも1年目からリリーフとして一軍で結果を残します。
4年目の後半からは先発ローテーションに定着しライオンズ在籍時にはシーズンMVP1回、最優秀防御率3回、最高勝率3回、ベストナイン3回、ゴールデングラブ賞1回を獲得するなど黄金期の左腕エースとしてチームを牽引しました。
また1986年にはその年の流行語大賞となった新人類の象徴として渡辺久信投手、清原和博選手と共に表彰を受けました。

しかし1994年オフに老朽化していた球団施設の改善を訴えたものの難色を示されたためFA権を行使してダイエーに移籍となってしまいました。
すると1999年には低迷していたチームを初優勝に導き、更にそのオフに2度目のFA権を行使して移籍した巨人の優勝にも貢献したため優勝請負人の異名でも呼ばれました。

2006年オフにはFAの人的補償で横浜に移籍し、2010年にはライオンズに復帰しましたがこの年限りで引退となりました。
実働29年はNPBの最長タイ記録となっています。

引退後は解説者を経て2015年から2021年までソフトバンクの監督を務めチームを3度のリーグ優勝、5度の日本一に導くなど指導者としても名将と呼ぶに相応しい成績を残しました。

FA移籍後に一度はライオンズに復帰したとは言え関わりは薄くなっていただけに再びベルーナドームで往年のピッチングを披露してくれる事を楽しみにしています。

NPB通算成績:635試合 224勝142敗10H3S 3336.2回 2859三振 1171四死球 防御率3.45


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OB戦出場選手:黄金期のローテを支えたオリエンタルエクスプレス

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OB戦


今年の3月にライオンズ初のOB戦が開催されます。
歴代の名選手達が出場するため経歴などを振り返ってみようと思います。

オリエンタルエクスプレス


​​郭泰源投手はロサンゼルスオリンピックに出場した1984年オフにライオンズに加入しました。
日米複数球団による争奪戦見事に制してのライオンズ入団となりました。

加入1年目から期待に応えて9勝を挙げると、2年目は抑えを任されたものの3年目以降は先発ローテーションに定着しました。
以降は二桁勝利を6度記録するなど黄金期の先発ローテを支え、最高勝率を2回、ベストナインを1回、ゴールデングラブ賞を2回獲得しています。
また1991年にはシーズンMVPを獲得しチームの日本一に大きく貢献しました。

直球は多くの好選手達が当時最も早かったのは郭投手と評するほどでありオリエンタルエクスプレスの相性でも呼ばれました。
加えて制球力も抜群であり更にスライダーなどの変化球も一級品で、リーグ最高のWHIPを4度記録するなどランナーをほとんど出さない投手でした。
積み上げた117勝はライオンズの外国人選手としては最多でありライオンズ史上最高の外国人投手である事は間違いないと思います。

しかし1995年に右手首痛の影響もあり僅か0.01差で最優秀防御率のタイトルを逃すと、翌年以降も故障から復活を遂げられず未勝利のまま1997年限りで引退しています。
引退後は台湾のコーチ、監督だけでなくソフトバンクでも投手コーチを務めました。

特にソフトバンクのコーチを務めてからはライオンズとの関わりはあまりありませんでしたがOB戦ではどれくらいのストレートを投げられるのか楽しみです。

NPB通算成績:272試合 117勝68敗0H18S 1682.1回 1069三振 484四死球 防御率3.16


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ライオンズファン歴35年。ブログでライオンズに関する記事を書いています。
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