歴代外国人選手

2007年の外国人選手:現役メジャーリーガーを獲得も松坂投手の穴を埋められず

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投手成績


選手名 登 板 防御率 勝 利 敗 戦 ホールド セーブ 勝 率 投球回 与四死球 奪三振 WHIP
許銘傑 15 4.88 0 1 1
0 .000
24.0 9 8 1.46
ジョンソン 7 4.35 1 4 0 0 .200 44.1 12 19 1.31
ギッセル 14 5.21 1 9 0 0 .100 74.1 29 48 1.56
グラマン 40 4.26 4 6 2 17 .400 79.1 36 61 1.49

野手成績


選手名 試 合 打 率 安 打 本塁打 打 点 盗 塁 四 球 三 振 出塁率 OPS
カブレラ 119 .295 130 27 ​81 53 109 .377
.890
リーファー 47 .261 36 8 28 1 11 42 .320 .820

総括


前年オフに松坂大輔投手がポスティングでMLB移籍したため、それで得た資金を活用してメジャーで二度の二桁勝利の実績を持つジョンソン投手を獲得しました。
糖尿病を患いインシュリンを投与する器具を装着しながら登板する事でも話題となりましたが、僅か1勝に終わり松坂投手の穴を埋められませんでした。
来日前年はMLBで3勝12敗という成績であり既にピークは過ぎていた印象です。

また来日2年目のギッセル投手も試合を作れず9連敗を喫し、許銘傑投手は外国人選手の枠もあり登板を増やせませんでした。
一方でやはり来日2年目のグラマン投手はやはり先発として低迷したものの、リリーフ転向後は球威が増し後半戦はクローザーを任される活躍を見せました。

野手では主砲のカブレラ選手は中軸として打線を牽引しベストナインを獲得したものの故障もあり前年より成績を落としました。
2年目のリーファー選手はオープン戦好調だったものの開幕後は不振の陥りファーム調整の期間が長くなってしまいました。

この年は若手が成長したものの外国人投手の不調もあり26年ぶりのBクラスに沈みました。
オフにはジョンソン投手、ギッセル投手、リーファー選手に加え高年俸を理由にカブレラ選手も退団となっています。


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ロペス投手とガルシア選手は外国人選手育成の成功例になれるか?

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育成外国人選手


今季はビクター・ロペス投手、アンソニー・ガルシア選手という育成外国人選手を獲得しました。
既に来日しているようですが荒削りながらも魅力的な選手なだけに今後の成長が楽しみです。

しかし過去にも育成外国人選手を獲得したものの一軍の戦力とはなっていません。
昨年まで在籍したジャシエル・へレラ投手、ロマー・コドラド選手も楽しみな選手でしたが2年間で大きな成長は見せられませんでした。
へレラ投手は試合を作る能力は長けていたものの球威は物足りなく、コドラド選手はパワーはあるものの確実性を欠きました。

荒削りなタイプの投手としては2013年に入団したアニュエル・メンドーサ投手はシーズン途中に退団、翌年に入団したポーフィリオ・ロペス投手も1年限りで退団しています。
また2013年に入団したアブナー・アブレイユ選手は翌年にランサム選手の不振に伴い支配下登録されて一軍でもヒットを放ちましたが育成段階で緊急昇格となった印象で、結局この年限りで退団となりました。

また育成選手導入前には1991年に枠の問題で一軍起用は限定的となるものの育成も兼ねて獲得したヤング投手は制球難を克服できず2年で退団しました。
1999年に獲得したブロッサー選手も日本での成長も期待されたものの結果を残せないと二軍生活となり1年限りで退団と方針が一貫していない印象でした。

他球団ではソフトバンクのモイネロ投手、中日のマルティネス投手など成功例は少ないとは言え育成契約からチームの主力となった選手もいます。

それだけに今回獲得したロペス投手、ガルシア選手にかかる期待は大きいです。
日本人選手の育成システムは形になりつつあるとは言え外国人選手はまた違う部分もあると思いますが、両選手を一軍の主力に育て上げられれば今後の外国人選手育成に向けても良い流れを作れると思います。

球団としては3年程度の長い目で育成する方針のようですので一軍で圧倒的な成績を残せる選手に成長してくれる事を期待しています。


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ライオンズ史上でも屈指の大物外国人選手となるアギラー選手

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大物外国人選手


2024年シーズンの新外国人選手としてアギラー選手の獲得が発表されました。
MLB通算114本塁打を放っている実績十分の選手です。

クラウンや太平洋クラブ時代には来日前に182本塁打を放ったデービス選手、382本塁打を放ったハワード選手などの大物が入団していました。

西武ライオンズとなってからの来日前の通算本塁打数は調べた範囲では1994年に加入したパグリアルーロ選手の130本が最多だと思います。
しかしライオンズではポジションの問題もあり80試合で7本塁打に終わっています。

アギラー選手の114本塁打はこれに次ぐ2番目、更にシーズン35本塁打は西武ライオンズに入団した外国人選手では最多だと思います。
ライオンズで本塁打王を獲得したデストラーデ選手、カブレラ選手、メヒア選手はMLBでは結果を残せていませんでした。

またアベレージヒッターでは2000年に加入したフェルナンデス選手が来日前に2240安打を放っていました。
加入時点で38歳というベテランでしたが実力を発揮して.327という高打率を残しました。

ただし過去に他球団に加入した本塁打を積み上げてきた大物野手の多くが日本ではあまり結果を残せていないのも現実です。
アギラー選手には日本の配球などに適応して日本でも本塁打を量産してくれる事を期待したいです。


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2006年の外国人選手:主砲が初の打点王に輝くも投手はツインタワーが機能せず

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投手成績


選手名 登 板 防御率 勝 利 敗 戦 ホールド セーブ 勝 率 投球回 与四死球 奪三振 WHIP
許銘傑 19 5.48 1 4 1
0 .200
42.2 19 26 1.48
張誌家 0 - - - - - - - - - -
ギッセル 18 3.96 6 4 0 0 .600 109.0 34 85 1.30
グラマン 13 4.26 4 6 0 0 .400 74.0 22 41 1.43

野手成績


選手名 試 合 打 率 安 打 本塁打 打 点 盗 塁 四 球 三 振 出塁率 OPS
カブレラ 126 .315 147 31 100 68 115 .404
.968
リーファー 49 .252 36 13 32 0 13 35 .323 .924

総括


野手ではカブレラ選手が打撃好調で自身初の打点王に輝きました。
更に三冠王への期待も高まりましたが打率、本塁打は共に惜しくもリーグ2位となっています。

一方でこの年から加入したリーファー選手は不調と左腕が苦手という弱点もありファームでの調整が続きました。
しかし夏場に一軍復帰すると右腕先発時にはスタメンとして打線を牽引しました。

投手では新たに獲得したギッセル投手、グラマン投手ツインタワーが先発として期待されました。
しかしギッセル投手は5月のデビュー登板以来5連勝を飾ったものの尻つぼみとなり、更にグラマン投手も不安定な投球で夏場以降はファーム調整と期待に応えられませんでした。

また許投手も不振が続き結果を残せず、張投手は故障の影響で球速が全く戻らず一軍登板の無いままこの年限りで退団しています。

この年は外国人投手はあまり機能しなかったものの投打の若手が台頭した事もあり首位と1ゲーム差の2位となりましたがプレーオフで敗れ日本シリーズ進出を逃しています。


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2005年の外国人選手:野手は中軸として活躍も投手は未勝利でリーグ連覇を逃す

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投手成績


選手名 登 板 防御率 勝 利 敗 戦 ホールド セーブ 勝 率 投球回 与四死球 奪三振 WHIP
許銘傑 4 6.36 0
0
1
0 .000
5.2 4 4 2.29
張誌家 0 - - - - - - - - - -
ライト 2 40.50 0 1 0 0 .000 1.1 2 0 6.00

野手成績


選手名 試 合 打 率 安 打 本塁打 打 点 盗 塁 四 球 三 振 出塁率 OPS
カブレラ 127 .300 133 36 92 71 117 .407
1.013
フェルナンデス 120 .293 123 26 88 5 46 91 .366 .911

総括


投手陣では許銘傑投手が不調で4試合の登板に終わり、張誌家投手は肩の故障で登板無しに終わりました。
またこの年はソフトバンクの入団テストに合格しながらも取り消しとなったライト投手を獲得しましたが打ち込まれて2試合のみの登板となりました。
結果として3投手で合わせてわずか7イニングのみの登板で未勝利と全く一軍の戦力となる事ができませんでした。

一方で野手陣はカブレラ選手、フェルナンデス選手がそれぞれパワーを発揮し中軸として打線を牽引しています。
しかしフェルナンデス選手は守備の拙さや併殺の多さなどがネックとなりこの年限りで退団となってしまいました。

チームとしては投打共に日本人選手も一定の成績を残しました。
しかし外国人投手の不調や投打が噛み合わない試合運びが続いた影響で勝ち星を伸ばせずリーグ連覇を逃しています。


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ライオンズファン歴35年。ブログでライオンズに関する記事を書いています。
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