歴代打線

打率だけでなくチーム本塁打も歴代ワーストを更新しそうな2024年シーズン

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4番打者


6月下旬の段階で.201だったチーム打率は現時点で.204とほぼ変わらない数字で推移しています。
そのため2022年に樹立した西武ライオンズになってからの歴代ワーストチーム打率の更新はほぼ間違いなさそうです。




そしてチーム本塁打は現時点で42本ですが西武ライオンズとなってからは2012年の78本がワーストです。
この年は前年に導入された統一球の影響でNPB全体で本塁打が減少していましたが、その中で中村剛也選手が27本で本塁打王を獲得しています。

また打低のシーズンの代表格であり白にゃんこ打線とも呼ばれた1999年は歴代ワースト3位の89本塁打でした。
それでも二桁本塁打を放った選手は4人誕生しています。




今季は残り38試合のためチーム本塁打の歴代ワーストも更新は間違いなさそうです。
これは中村剛也選手、アギラー選手、コルデロ選手と一発を期待された選手達が軒並み不調や故障に陥ってしまった事が影響していると思います。

現在は優勝の可能性が消え若手中心の起用にシフトしつつありますので、残りの試合で1本でも多くの本塁打を積み上げて来季に繋げて欲しいところです。


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ライオンズの歴代4番打者

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4番打者


黄金期には清原和博選手が4番打者を務めました。
ルーキーイヤーには現時点でも高卒ルーキー最高となる打率、本塁打、打点を記録して新人王を獲得しました。
その後は主要打撃タイトルを獲得できなかったため無冠の帝王とも呼ばれましたが、最高出塁率を2回獲得するなど状況に応じてチーム打撃に徹する事で黄金期を支えました。

清原選手の移籍後は鈴木健選手が4番としてリーグ連覇を成し遂げました。
本塁打は多くはなかったものの最高出塁率を獲得するなど高い出塁率を誇りました。
また勝負強い打撃を発揮し俊足揃いだった上位打線の返し役として機能しました。

2001年からはカブレラ選手が4番に座りました。
圧倒的なパワーが魅力で前年まで貧打に喘いでいた打線の救世主となりました。
他チームにも強打者がいたためライオンズ時代の打撃タイトルは本塁打王、打点王、最高出塁率が1回ずつのみですが打率も残せる驚異的な打者でした。

渡辺監督時代からの4番といえば中村剛也選手です。
おかわりくんの相性で親しまれ既に本塁打王6回、打点王4回を獲得するなどライオンズだけでなく球史に残る選手となっています。
また統一球が導入された2011年には1人でロッテのチーム本塁打数を上回っています。
近年は本塁打は減ってきているもののまだチームの中軸として活躍しています。

辻監督になってからは山川穂高選手が4番に座りました。
これまでに本塁打王2回にシーズンMVP1回も獲得しています。
ここ2年は不振で4番の座を明け渡していましたが今年は順調なスタートを切っただけに完全復活を期待したいところです。


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ライオンズの歴代3番打者

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3番打者


黄金期には秋山幸二選手が3番打者を務めました。
ライオンズ在籍時には本塁打王1回だけでなく盗塁王1回も獲得するなど走攻守三拍子揃ったアスリートタイプで当時はメジャーに1番近い男と呼ばれました。
それだけに1993年オフに世紀のトレードで放出された際は衝撃を覚えましたが代わりに獲得した佐々木誠選手もパワーは劣るもののスピード感溢れる3番として活躍しました。

東尾監督のリーグ連覇時の3番打者は高木大成選手です。
中距離打者タイプでしたが二桁盗塁を3回記録するなど当時の足を使うチームのプレースタイルに合致した選手でした。
また東尾監督時代後期には長打力がアップした松井稼頭央選手が3番打者を務める事が増えましたが打線全体では迫力を欠いた時期でした。

伊原監督時代は日替わり3番打者が特徴的でした。
左投手先発時は犬伏稔昌選手、右投手先発時は宮地克彦選手、貝塚政秀選手などが日替わりで起用され結果を残す事でリーグ制覇を成し遂げました。

伊東監督の後期から渡辺監督時代に3番を務めたのは中島裕之選手でした。
最多安打を1回獲得したパワフルな打撃に加えて二桁盗塁を何度も記録した俊足も持ち合わせておりチームの主軸としてチームを牽引しました。

田辺監督時代から辻監督前期には浅村栄斗選手が3番を務めました。
強打のセカンドとして2018年には打点王を獲得しリーグ制覇に貢献しました。

浅村選手の移籍後は森友哉選手などが3番を務める事が多いですが固定はできていません。
初回に必ず打席が回る重要な打順なだけに今シーズンはチームに勢いを与えるような選手が台頭してくれる事を期待したいです。


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ライオンズの歴代2番打者

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2番打者


黄金期には平野謙選手が2番打者を務めました。
中日からトレードで移籍してくると5年連続でリーグの最多犠打を記録するなどトップバッターとAKD砲の繋ぎ役として活躍しました。

東尾監督のリーグ連覇時の2番打者は大友進選手です。
俊足でHit!Foot!Get!を象徴する選手の1人でしたが故障の影響で活躍期間はあまり長くはありませんでした。

東尾監督の後期から第1次伊原監督時代の2番打者は小関竜也選手でした。
派手さは無いものの1999年に新人王を獲得すると2度のリーグ最多犠打を記録するなどいぶし銀の活躍できチームを支えました。

伊東監督1年目には赤田将吾選手がシーズン途中から2番に定着すると自身初の規定打席に到達する活躍でチームの日本一に貢献しています。

渡辺監督時代の2番打者と言えば栗山巧選手の印象が強いです。
犠打はそれほど多くはないもののヒットでチャンスを広げたり高い選球眼でしっかりと四球を選んでクリーンアップへの繋ぎ役を果たしました。

辻監督就任以降は源田壮亮選手が2番に定着しています。
バントが上手く足も使えるなど山賊打線の中でも繋ぎ役としての働きは大きかったです。

昨年は1番での起用も増えた源田選手ですがタイプ的には2番の方が合っていると思います。
ただし岸潤一郎選手も2番定着を狙っているだけに両選手共に更に打撃面を向上させてどちらを2番で起用するか監督を悩ませるような活躍を期待したいところです。


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ライオンズの歴代1番打者

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トップバッター


黄金期には石毛宏典選手辻発彦選手が1番打者を務めました。
両選手共に足を使えた上に石毛選手は1発の魅力があり、辻選手は状況に応じたバッティングなど高い戦術理解で打線を牽引しました。

東尾監督時代や第一次伊原監督時代は松井稼頭央選手が起用されました。
安定して3割を記録する打率に加え盗塁王を3度獲得した俊足を武器としました。
パワーがついてからは3番を打つ事も増えましたがやはり松井選手が1番に入る事ができるような状態の打線が理想だったと思います。

伊東監督就任1年目には佐藤友亮選手が1番で活躍しました。
この年は規定不足ながらも3割を打つなどキャリアハイの成績を残しています。

渡辺監督時代の1番と言えば片岡易之選手の印象が強いです。
俊足を武器に4度の盗塁王と1度の最多安打を獲得しています。
また2008年の日本シリーズ最終戦では死球で出塁した直後の盗塁がチームが同点に追いつくきっかけとなりました。

田邊監督と辻監督時代の1番と言えば秋山翔吾選手です。
首位打者1回と最多安打4回を獲得しており、更にシーズン216安打というNPB記録保持者である稀代のヒットメーカーです。
また20本塁打程度を放つ事のできる長打力も魅力でした。

秋山翔吾選手の移籍後は1番打者を固定できずに苦しんでいます。
今シーズンは若林楽人選手に期待がかかりますが故障明けという不安があります。
タイプ的には外崎修汰選手、金子侑司選手が合いそうですが過去の1番起用で結果を残せていないだけに厳しいかもしれません。

振り返るとチームとして強かった時期にはトップバッターを固定できていただけに今シーズンは不動のリードオフマンが現れて欲しいところです。


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ライオンズファン歴35年。ブログでライオンズに関する記事を書いています。
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