シーズン振り返り

2023年前半戦振り返り:即戦力ルーキーたちの奮闘

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即戦力


今年のルーキーは青山美夏人投手、児玉亮涼選手が開幕一軍入りを果たしました。

ドラフト4位の青山美夏人投手はオープン戦で安定した投球を披露すると開幕戦でクローザー起用されたものの同点弾を浴びてしまいました。
それでも開幕3戦目でプロ初セーブを記録すると以降は主にビハインド要員ながらも一軍で起用され続けています。
制球面の不安を改善できればまた重要な場面で起用されるのではと思います。

ドラフト6位の児玉亮涼選手は開幕3戦目からショートのスタメンで起用されるようになりました。
すると安定した守備だけでなく打撃面でも結果を残し序盤はレギュラーに定着しました。
ただし徐々に成績が下降すると源田壮亮選手の復帰に伴い出場機会が減り現在はファーム調整中ですが、少なくとも守備では源田選手の穴を感じさせない働きを見せたと思います。

ドラフト1位の蛭間拓哉選手はオープン戦で直球への対応に課題があり二軍スタートとなりました。
それでも二軍で好成績を残すと故障で離脱した期間はあったものの6月に一軍昇格を果たしプロ初本塁打を放っています。
しかし現時点で打率は1割台のためやはり一軍投手の直球に対応できるかが鍵となりそうです。

他の支配下ルーキーである古川雄大選手、野田海人選手、山田陽翔投手は高卒のため現在は主に三軍で実戦経験を積んでいます。
また育成ルーキーたちは今季中の支配下登録の可能性は難しそうです。

そのため蛭間選手、青山投手、児玉選手には即戦力ルーキーとして残りの試合でも更なる活躍を期待したいです。


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2023年前半戦振り返り:1番と外野を固定できず得点力不足に苦しむ

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得点力不足


ここ数年の課題である1番打者と外野手は今年も固定できていません。

ここまで1番は通算で打率.212、出塁率.247とチャンスを作れていません。
開幕カードはペイトン選手が起用されたものの結果を残せないでいると次カードから愛斗選手が起用され一時は打率3割を超えるなどついに1番打者問題は解決かと思わせました。
しかし成績が急降下し登録抹消されると以降は源田壮亮選手、外崎修汰選手などが起用されるも1番では安定した成績を残せないでいます。

また外野手も規定打席に到達している選手はおらず打率.252の鈴木将平選手が最も結果を残せているという状況です。
それでも長谷川信哉選手がプロ初本塁打を放つなど成長は見せており、二軍では離脱していたペイトン選手、若林楽人選手などが復帰して状態を上げてきています。
この中からレギュラーを獲得する選手が出て来れば1番打者も埋まるかもしれません。

そしてレギュラーが固定できていない事もありチーム得点力235は断トツのリーグ最下位です。
これは得点圏打率が低い選手が多いなどチャンスでの勝負弱さが大きく影響しています。
また今季は長打力不足を補うために走魂をスローガンに掲げましたが得点を奪えない焦りからか走塁面でのミスが増える悪循環にも陥りました。

それでもあと1本が出ずに畳みかけられない状況は変わらないもののチャンスを作る機会が増える事で少しずつ得点力は改善されてきておりオールスター前は6連勝で終えました。
若手選手はレギュラー獲得のチャンスと捉えて得点機でアピールして欲しいですし、タイムリーを打てなかったとしても泥臭い形ででも得点を奪っていけるよう作戦面も向上させていきたいところです。


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2023年前半戦振り返り:勝ちパターンの再構築に苦しんだリリーフ陣

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再構築


昨年は共に最優秀中継ぎに輝いた水上由伸投手、平良海馬投手がセットアッパー、増田達至投手がクローザーを務めました。
しかし今季は平良投手の先発転向に伴い勝ちパターンの再構築が求められました。

その状況で開幕戦のクローザーとして登板したのはルーキー青山美夏人投手でしたが結果として同点弾を浴び試合に敗れて批判も浴びました。
しかし水上投手はキャンプから球速が上がらず開幕直後にファーム調整となり、増田投手も失点を繰り返した事から限られた選択肢の中での最善の選択だったのだと思います。

その後もオープン戦では好投していた新外国人ティノコ投手がランナーを背負った場面では不安定な投球になるなどリリーフが打たれ試合を落とす事が目立ちました。
それでも佐藤隼輔投手、平井克典投手がセットアッパーに定着するようになると、増田投手も徐々に状態を上げ勝ちパターンが確立されつつありました。

しかし疲労もあってか佐藤投手が打たれるケースが増え再調整となってしまいます。
更に代わりに8回を任され安定した投球を見せていた森脇亮介投手も全治未定の故障で登録抹消となってしまいました。

なかなか勝ちパターンが固定できませんが7月に入り増田投手は抜群の安定感を見せています。
また水上投手、佐藤投手も一軍に戻ってきただけに残り試合は柔軟な起用で接戦をものにしていきたいところです。


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2023年前半戦振り返り:先発ローテーションの収穫と誤算

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先発ローテーション


今季は高橋光成投手、エンス投手、平良海馬投手、今井達也投手、隅田知一郎投手、松本航投手の先発ローテーションで開幕を迎えました。

その中で今年から先発転向した平良投手が安定した投球を続けられたのは収穫だと思います。
ある程度結果は残せると思っていましたが13試合に先発し12試合でQS達成というのは想像以上でしたし、開幕当初に見受けられたスタミナ面の不安も解消されつつあります。
今後ローテを守り続ける事による疲労も出てくると思いますがその点を克服できれば来季以降はエース争いに加われるのではと思います。

エース高橋投手は球速アップの効果が出て奪三振数が増えるなど開幕から安定したピッチング披露しました。
交流戦から打たれるケースは増えましたが直近はまた好投しているため残りの試合はエースの投球を続けて欲しいです。

隅田投手は序盤は昨年までと同様に四球から崩れるケースが多く勝ち星から見放されました。
それでも6月以降は順調に勝ち星を伸ばしているため後半戦は左腕エースとして期待したいです。

しかし残りの先発投手については誤算要素が多かったと思います。
今井投手は開幕直後こそ完封勝利を記録するなど安定していましたが炎上が続いた事でファーム調整となりました。
復帰後は試合を作っているだけに今後は長いイニングを投げる事を期待したいです。

エンス投手、松本投手は失点が増えて勝ち星が伸びずファーム調整中です。
先発陣にも余裕がありませんが半端な状態ではなく一軍で勝てる状態になって戻ってきて欲しいです。

シーズン途中から先発の機会を得た與座海人投手は序盤こそ立ち上がりの失点が続きましたが徐々に試合を作れるようになっています。
今季はまだ未勝利ですがまた昨年のようなピッチングを続けて欲しいです。

今季から先発転向した宮川哲投手は現時点で2試合に登板したのみです。
渡邉勇太朗投手、浜屋将太投手はファームでもまだ状態が上がってきていません。

勝利を掴むためにはもちろん打線が得点を奪う必要がありますが先発投手が先制を許さず試合を作る事も重要となります。
残りの試合は状態を見ながら盤石の先発ローテを構築して欲しいところです。


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2023年前半戦振り返り:序盤は上々の出だしも大型連敗が響き5位で折り返し

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借金12


松井稼頭央新監督で迎えた2023年シーズンですが序盤は首位争いに絡むなど上々の出だしでした。
しかし徐々に負けが込むようになり更に7連敗、8連敗という大型連敗があった事もあり、最終的に83試合を終えて借金12、首位と14.5ゲーム差の5位で前半戦を終えました。

投手陣はリーグ3位の防御率3.04とまずまずの数字の残しています。
しかし序盤はリリーフが安定せず逆転を許すケースが目立ち、勝ちパターンが確立されてきてからは先発が崩れる試合も増えました。
それでも投手陣は再構築が進み試合は作れるようになってきたと思います。

やはりリーグワースト2位の打率.231、断トツ最下位の235得点と打線の低迷が大きく影響したと思います。
前代未聞の不祥事で主砲が離脱するとベテランの中村剛也選手、3年目の渡部健人選手などが活躍を見せましたが故障離脱もあり迫力を欠く時期が長くありました。

長打力不足を補うために今季は走魂をスローガンに掲げましたがリーグ2位の53盗塁と狙い通りの攻撃はできていますが、積極性が裏目に出て走塁ミスも目立ちました。
それでも徐々にミスが減り効果的な盗塁や走塁も増えてきています。

波に乗れない時期が続きましたがオールスター前は6連勝と良い形で終えました。
オールスター期間は休養を挟みつつしっかりと調整を行いCS出場に望みをかけて後半戦は投打の噛み合った良い戦いを多く見せて欲しいです。


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ライオンズファン歴35年。ブログでライオンズに関する記事を書いています。
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