2023年振り返り

宮川哲投手:先発転向も課題の制球面を改善できず

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先発転向


今季の宮川哲投手はオープン戦で結果を残せず開幕を二軍で迎えました。

すると首脳陣の意向によりファームでは先発として調整を続けました。
そして二軍では先発として安定した成績を残すと交流戦で昇格を果たすと今季初登板で先発としての初勝利を挙げました。

順調な滑り出しに見えましたが次戦で敗戦投手となると再びファーム調整となります。
以降は2試合に先発したものの試合を作れず結局僅か4試合の登板に終わりました。

もともと登板ごとの好不調の波が大きいタイプでしたが、先発としても安定した立ち上がりを見せても次のイニングで四球をきっかけに急に崩れるなど安定感を欠きました。
また二軍では最優秀防御率最高勝率のタイトルを獲得しましたが終盤に失点する事も多くスタミナ面にも課題を感じさせました。

来季の起用法はまだ不明ですが個人的にはリリーフが良いのではと思っています。
ただしいずれにせよ安定して結果を残すためには制球面の向上が不可欠なだけになんとか課題を克服して来季は巻き返して欲しいです。

1軍成績:4試合 1勝2敗0H0S 16.1回 防御率7.16
2軍成績:20試合 6勝2敗0H0S 103.0回 防御率2.45


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蛭間拓哉選手:まだ課題は残るもドラフト1位としての素質の片鱗を見せる

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即戦力ルーキー


蛭間拓哉選手は昨年のドラフト1位指名で入団しました。
即戦力として期待されましたがオープン戦で直球への対応などの課題が露呈し開幕は二軍スタートとなります。

それでも開幕後は二軍で好成績を残しました。
一軍打線が貧打に苦しむ中で昇格のチャンスが巡ってこない事に批判の声もありましたが、二軍でも引っ張った打球のヒットが少なかったため課題克服に取り組んでいた期間だったと捉えています。

交流戦明けから満を辞して一軍に昇格するとプロ初ヒット、初本塁打を記録します。
8月には3割近い打率を残すなど1番やクリーンアップとして打線を牽引しました。
しかし9月に入ると成績が下降し更に故障もあって登録抹消となるとそのままシーズン終了となってしまいました。

直球への対応以外にも守備面や右投手を苦手とするなど課題が残りまして。
ただしキャンプ動画を見ていると右投手を打てなかった理由は明確になっているようで課題克服に取り組んでいる姿がありました。

課題はありつつも打撃センスの高さを感じさせてくれたルーキーイヤーとなりましたし、練習熱心な選手でもあるため2年目に来季は外野の不動のレギュラーとなってくれる事を期待しています。

1軍成績:56試合 198打数46安打2本塁打20打点 14四死球 0盗塁 打率.232
2軍成績:41
試合 151打数45安打3本塁打23打点 15四死球 3盗塁 打率.298


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渡部健人選手:2年ぶりの一発を放ち一時は4番を任されるも後半戦は失速

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2年ぶりの本塁打


昨年は一軍出場無しに終わった渡部健人選手は今季も開幕当初はファームでも結果を残せず低迷します。
それでも徐々に状態を上げて二軍で本塁打を量産し始めると、5月には中村剛也選手の故障に伴い一軍昇格を果たしました。

一軍昇格当初はやや苦戦したもののルーキーイヤー以来となるヒット、本塁打を放つと低迷する打線の中で4番を任される活躍を見せました。
しかし7月に故障により登録抹消されると8月の再昇格後は打率1割台と結果を残せずシーズンを終えてしまいました。

三振が多くまだ粗さが目立ち本塁打のペースもまだ物足りなさを感じます。
また右投手はある程度打てているものの左投手には打率1割台と苦手にしている点も課題でしょうか。

それでも今季は一軍での出場機会を増やした飛躍のきっかけのシーズンになったのではと思います。
チームに不足している長距離打者候補なだけに来季はシーズンを通して一軍に定着してくれる事を期待したいです。

1軍成績:57試合 192打数41安打6本塁打25打点 16四死球 2盗塁 打率.214
2軍成績:51
試合 172打数43安打7本塁打20打点 22四死球 1盗塁 打率.250


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金子侑司選手:開幕から打撃不振が続き夏場以降は一軍出場無し

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打撃不振


11年目のシーズンを迎えた金子侑司選手は開幕一軍入りを果たしたものの打撃の状態が上向かず打率1割台と低迷しました。

それでも打線全体が得点力不足に陥りテコ入れが期待される中でも登録抹消される事なく一軍帯同が続きました。
これは試合終盤の守備要員がメインという経験が必要な役割だった事に加え、代わりに昇格させた若手が出場機会が限定されるよりは二軍で実戦経験を積ませたいという判断だったのだと思っています。
しかし二軍で好成績を収めていた蛭間拓哉選手などがまだ課題克服中だったため一軍昇格が見送られていた事なども影響し、結果的に球場で野次に近い言葉を浴びせられてしまったのは非常に残念でした。

最終的には若手に台頭もあり7月にファーム調整となりました。
以降は二軍でも結果を残せず一軍再昇格を果たせないままシーズン終了となってしまいました。

今季も外野は固定できなかったとは言え若手野手達が成長しつつあるだけに来季は背水のシーズンになると思います。
定評のあるレフト守備だけでなく打撃、更に武器である走塁面も再度状態を上げてなんとかベテランの意地を見せて欲しいです。

1軍成績:47試合 84打数15安打0本塁打2打点 5四死球 1盗塁 打率.179
2軍成績:33
試合 129打数31安打0本塁打11打点 15四死球 9盗塁 打率.240


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源田壮亮選手:骨折で出遅れるも6年連続のゴールデングラブ賞を獲得

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WBC出場


WBC日本代表に選出された源田壮亮選手は試合中の帰塁の際に指を骨折してしまいます。
それでも離脱する事なく試合に出続け好守や貴重な送りバントなどで日本の優勝に貢献しました。

しかし代償は大きくシーズンの開幕には間に合わずリハビリに時間を費やしました。
それでも5月に一軍復帰を果たすと以降は主将としてチームを牽引しました。

守備面ではやや失策が多かったものの2位とは僅か1票差で6年連続のゴールデングラブ賞を獲得しました。
記者投票のためWBCの印象もあったかもしれませんが指標自体はリーグトップであり文句無しの受賞だったと思います。

一方で打撃面は故障の影響からか夏場までは状態が上がらず、更に初めて規定打席に到達せずにプロ入り以降ワーストの打率となってしまいました。
それでも得点圏打率は3割を超えるなど得点力不足に苦しむチームの中で奮闘しました。

源田選手不在時は児玉亮涼選手などが奮闘したとは言えやはりチームにおける存在感が改めて浮き彫りになったと思います。
来季はシーズンを通して堅守で投手を助けると同時に打率も更にアップさせたいところです。

1軍成績:100試合 397打数102安打0本塁打22打点 29四死球 5盗塁 打率.257
2軍成績:5
試合 13打数4安打0本塁打1打点 4四死球 1盗塁 打率.308


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ライオンズファン歴35年。ブログでライオンズに関する記事を書いています。
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